枝幸高２年生インターンシップ　建設業への関心高め　測量体験やドローン操縦

（学校 2019-09-06付）

　【稚内発】枝幸高校（吉田勝文校長）は８月下旬の２日間、枝幸町内の４５企業・団体などでインターンシップを行った。２年生５５人が参加。このうち、枝幸町に本社を置く安田建設㈱では、１人が参加し、測量体験やドローンの操縦をはじめ、同社が実際に施工している道路、漁港などの現場を見学。建設業の魅力を肌で感じ、業界への理解・関心を深めた。

　同校はキャリア教育の観点から、インターンシップを毎年行っている。

　安田建設では、同校からインターンシップへの協力要請を受け、地域貢献活動の一環として生徒の受け入れを快諾。２年生の今田悠哉君が参加し、同校ＯＢの山本安広工事部次長が案内人を務めた。　

　初日は、「道道北見枝幸停車場線（防安）交安路盤工債務」の現場を見学し、測量を体験。山本次長からレクチャーを受け測量に臨んだ今田君は「なかなかピントが合わず難しかった」と感想を話した。

　続いて、「一般国道２３８号枝幸町枝幸道路維持除雪」の現場に移動。寺本敏治現場代理人から道路維持の大切さや、排水路の泥だめの仕組みについて説明を受けた。

　このあと、「一般国道２３８号浜頓別町斜内防雪柵設置ほか一連」「オホーツク枝幸漁港音標地区水産流通基盤整備」の現場へ。測量体験や除雪重機見学、ドローンを使った航空写真撮影などを体験した。

　２日目は、「オホーツク枝幸漁港山臼地区ほか水産流通基盤整備ほか」の現場見学などを実施した。

　山本次長は、２年前にインターンシップに参加した生徒がことし入社したことから、「建設業のことを理解してもらうには、本当によい機会。今後とも建設業の魅力を伝えられれば」と話していた。

(学校 2019-09-06付)