G20観光大臣会合 高校生交流事業 世界に本道の魅力PR 生徒8人 提言内容で意見交換(学校 2019-09-12付)
インバウンド観光などについて説明した
G20観光大臣会合での高校生交流事業に関するレクチャー&ミーティングが10日、道庁赤れんが庁舎で開かれた。倶知安高校など会合に参加する4校から生徒8人が出席。北海道インバウンド観光に関する国の取組を学んだほか、会合で発表する提言内容について意見を交換した。
世界20ヵ国・地域で構成されるG20は、毎年、メンバー国や招待国の首脳、国際機関など、37の国や機関が集結するG20サミットを開き、マクロ経済や貿易のほか、世界経済に大きな影響を与える開発や気候変動など、地球規模の課題について議論。
ことしは、日本が初の議長国として、6月下旬に大阪国際見本市会場で開催した。
日本での開催を受け、ことしは、G20メンバー国の観光大臣や国際機関の代表者が、世界の観光市場や各国の観光政策の動向などを踏まえながら、観光分野の世界的課題について議論する関係閣僚会合を国内8都市で開催。
道内においては、10月25日から2日間、倶知安町内のニセコHANAZONOリゾートで開かれる。G20メンバー国の観光大臣や国際機関の代表者が世界の観光市場、各国の観光政策の動向などを踏まえながら、観光分野の世界的課題について議論するほか、高校生交流事業として、高校生が観光をテーマとした提言を英語で発表する。
会合に先立ち、10日に開いた高校生交流事業に関するレクチャー&ミーティングには、倶知安高、倶知安農業高校、札幌国際情報高校、立命館慶祥高校の生徒8人に加え、各校の担当教員が参加した。
はじめに、G20観光大臣会合実行委員会事務局長を務める道総合政策部の長谷川浩幸国際会合担当局長があいさつに立ち、レクチャーやミーティングを通して、観光について学び、提言発表に生かすよう期待を寄せた。
続くレクチャーでは、G20観光大臣会合連絡調整室長を務める道運輸局観光部の実重貴之観光企画課長が北海道インバウンド観光について説明。令和2年までに外国人観光客を国で4000万人、道で500万人を目指すとの目標を示し、北海道観光の魅力や外国人観光客の招致に向けた取組を紹介した。
また、ことしの観光に関する大きなイベントとして、①G20観光大臣会合②ラグビーワールドカップ―の2つを挙げ、「これらは世界的な知名度が高まる大きなチャンス。北海道が魅力的で快適な観光地であることを世界にPRしていく」との考えを示した。
このあと、高校生が会合で発表する提言の内容について意見を交換した。
提言内容については、9月末までにまとめ、各学校ごとに発表に向けた準備を進める。
(学校 2019-09-12付)
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