旭川市永山中が職場体験学習　建設業の魅力を実感　業者協力で工事現場見学

（学校 2019-09-06付）

壁に手を当てて感触を確かめる生徒たち

　【旭川発】旭川市立永山中学校（南裕一校長）２年生８人は８月２９日、市内の建設業者・㈱廣野組の協力のもと職場体験学習を行った。土木工事と建築工事の２班に分かれ、それぞれ２現場を見学。建築工事の班は「東栄小学校増改築（Ａ）」「旭川医科大学動物実験施設改修」の現場を見学し、建設業の仕事内容や魅力を肌で感じ取った。

　廣野組は、地域の中学校や高校、大学などのインターンシップに協力し、建設業の魅力を発信するＰＲに努めている。

　永山中では毎年、希望する生徒を募り、職場体験学習に取り組んでいる。生徒８人が、土木と建築の２班４人ずつに分かれ、現場を見学した。

　建築工事の班は、「東栄小学校増改築（Ａ）」「旭川医科大学動物実験施設改修」の現場を訪問し、清水裕史建築事業部工事部次長らが生徒を案内した。

　「旭川医科大学動物実験施設改修」の現場では、内装作業の様子などを見学。断熱工事の様子を見学した生徒たちは壁に手を当てて感触を確かめた。外壁に地面と水平に調整したレーザーレベルを当て、赤鉛筆で印を付けて墨だしする作業などを体験した。

　このあと、清水建築事業部工事部次長らと生徒たちは現場事務所へ移動。生徒からは「今までの作業の中で、一番規模の大きい工事は何か」「建築関係に就職するためにどのような資格が必要か」などといった質問が挙がり、建設業への興味・関心を高めていた。

(学校 2019-09-06付)