帯広農業高が職場体験実習　現場見学で勤労観育成　建設業などの魅力学ぶ

（学校 2019-08-28付）

　【帯広発】帯広農業高校（二木浩志校長）２年生は２１日から３日間、職場体験実習を実施した。農業土木科の生徒３人は帯広市内などの建設工事現場を見学。現場で働く人たちとふれあいながら勤労観を育成し、建設業の魅力などを学んだ。

　職場体験実習は勤労観の育成が目的。

　農業土木科の生徒３人は、市内の建設業者・髙堂建設㈱の協力のもと、農業土木工事の現場４ヵ所を見学した。

　初日の市内の現場では、髙堂建設の上田裕之氏が工事概要や施工の流れなどを説明。農業土木工事では、受益者である農家との調整が重要と伝えたほか、GPSを搭載した重機など最先端の技術を使って工事を行っていることを紹介した。

　生徒たちは「管路の埋め戻しに砂利を使用するのはどうしてか」などと積極的に質問し、建設業について理解を深めた。

　このあと、工事現場に移動し、作業の様子を見学した。

　重機の操縦席を間近で観察したり、測量体験を行ったりするなどして、建設業の魅力を肌で感じた。

　生徒たちは「高い精度の施工を追求する会社のこだわりを知ることができた」「授業では分からない実際の現場を見ることができて勉強になった」などと話していた。

(学校 2019-08-28付)