道教育大教職大学院への研修派遣　１年履修制度を開始　負担軽減に向け来年度から

（学校 2019-08-22付）

　道教育大学教職大学院は来年度、教育委員会大学院研修派遣制度で１年履修制度（短期履修学生制度）を開始する。２年間の履修が必要とされていた従来の教育課程を１年間に短縮することを可能とし、道教委・札幌市教委からの派遣教員の負担軽減を図る。出願の際に教育実践論文・研究業績等報告書などを求め、制度適用の可否を判断する。

　制度は、現職教員が教員としての身分を保障された上で、３年を限度に休業（休職）して修学に専念できるもの。これまで、制度を利用するには２年間の履修が必要とされ、期間の長さや授業料の負担が大きいなどの課題があった。

　このため、教職大学院は来年度、１年履修制度（短期履修学生制度）を開始。通常２年間で設定されている教育課程を１年に短縮することが可能となり、授業料は１年分のみ、入学料も半額免除となる。

　試験合格後の就学前プログラム、教育課程修了後のサポートプログラムに参加することが要件。１年間での履修が困難となった場合は、従来どおりの２年間に変更することもできる。

　出願に当たり、教育実践論文・研究業績等報告書などを提出する必要がある。教職大学院は提出された論文・報告書を踏まえて制度適用の可否を判断する。

　なお、教職大学院の来年度入試の出願受付期間は、前期募集が１０月２１日から２５日、後期募集が来年１月６日から１０日。学力検査日は前期募集が１１月１７日、後期募集が来年１月２６日となっている。

(学校 2019-08-22付)