豊富高２年生インターンシップ　建設業へ理解深める　工事現場でドローン操作

（学校 2019-08-02付）

　【稚内発】豊富高校（佐藤康則校長）は７月上旬の２日間、豊富町内や稚内市、幌延町で職場体験学習を行った。このうち、町内の豊成建設㈱（山本博文社長）には、生徒１人が参加。現場見学をはじめ、ドローンの操作や重機の試運転などを体験し、建設業へ理解を深めていた。

　同校は、体験で得た経験を進路活動の一助にすることや課題解決を通して自己のスキルアップにつなげることを目的に毎年、２年生を対象にインターンシップを実施。本年度は、地元建設業の豊成建設をはじめ、サフィールホテル稚内や豊富町役場など、１６の会社や団体等で行った。

　豊成建設には下山涼君が参加し、初日は宗谷総合振興局発注の草地整備豊富東部地区１工区、２日目は開発局稚内開発建設部発注の国道４０号豊富町道路維持除雪ほか一連工事など計４現場を回り、機器の操縦などを体験した。

　草地整備豊富東部地区１工区の現場では、現場代理人が概要や事業目的などを説明。

　また、山本社長は「建設業は地元のブランド牛乳である豊富牛乳を生産している農家を下支えしている産業。地元に貢献している仕事」と紹介。下山君は「農家の人が仕事をしやすいよう良く考えて工事をしていると感じた」と述べた。

　このあと、ドローンの操作を体験。下山君は時折笑顔をみせながらドローンを操縦し、建設業の魅力を肌で感じていた。

　２日目は、国道４０号豊富町道路維持除雪ほか一連工事の現場で、重機の試運転を体験。普段は立ち入ることのできない現場を見学し、機器や重機などの操縦体験を行い、建設業へ理解を深めた。

(学校 2019-08-02付)