AL&カリキュラム・マネジメントサミット―文科省 指導要領円滑実施へ 道内から4高校が発表(学校 2019-08-22付)
カリキュラム・マネジメント実現へ成果を披露した
文部科学省主催のアクティブ・ラーニング&カリキュラム・マネジメントサミット2019が7月下旬に東京都の学術総合センター、8月上旬に京都大学百周年時計台記念館で開かれた。道内からは、東京会場に静内高校と遠別農業高校、京都会場に夕張高校と帯広柏葉高校が参加。研究の成果を発表したほか、特別講演やサテライトセッション、パネルディスカッションを通して、新学習指導要領の円滑な実施やカリキュラム・マネジメント実現に向け研鑚を積んだ。
道教委は前年度から2ヵ年で「教科等の本質的な学びを踏まえた主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点からの学習・指導方法の改善の推進のための実践研究(SCRUM)」に着手。主体的・対話的で深い学びの視点からの学習・指導方法の改善やカリュキュラム・マネジメントの推進などに取り組むとともに、成果の普及に努め、新学習指導要領の周知・徹底を図っている。
サミットは、文科省指定のアクティブ・ラーニング推進事業およびカリキュラム・マネジメントの調査研究事業における実践地域の研究成果を全国に周知し、新学習指導要領の円滑な実施や各学校におけるカリキュラム・マネジメントの実現を促すことが目的。また、研究成果を周知・普及させる場の設定や講演の実施等によって、効果的な教育実践の実現を促すこともねらった。
東京会場には、静内高と遠別農業高、京都会場には、夕張高と帯広柏葉高が参加し、それぞれ実践研究の成果を発表。また、東京会場では実用英語推進機構の安河内哲也代表理事が、京都会場では戸田市教委の戸ヶ﨑勤教育長が特別講演を行った。
両会場で、道教委高校教育課の髙田安利主査が事業における実践研究の概要について説明。①主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点からの学習・指導方法の改善についての研究②カリキュラム・マネジメントの推進にかかる研究③遠隔システムを活用した指定校の連携にかかる研究―の3点を研究課題に設定し、各拠点校において、学校の実態に応じた研究に取り組んでいることを報告した。
このほか、各実践地域ごとに設けられたブースにおいて、研究に関する資料などを掲示するとともに、研究成果について説明・質疑応答を行うサテライトセッションや有識者をパネラーに招いたパネルディスカッションを行い、研究のさらなる深化を図った。
(学校 2019-08-22付)
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