第37回道公立学校事務長研究協議会 教育改革で果たす役割は 講演や発表通し資質向上
(関係団体 2019-09-17付)

道公立学校事務長研究協議会
全道の事務長223人が集った

 道公立学校事務長会(坂井秀昭会長)は12日から2日間、ホテルライフォート札幌で第37回道公立学校事務長研究協議会を開いた。全道の公立学校事務長223人が参加。テーマ「教育改革と事務長の役割」のもと、講演や研究協議などを通して、事務長としての資質・能力の向上に努めた。

 今後の学校事務の在り方などについて研究協議や情報交換を行い、その成果を生かして学校教育の円滑な運営と発展につなげるもの。全道から223人が参加した。

 初日の開会式では、坂井会長があいさつに立ち、事務改善について「業務の効率化・省力化を進めるとともに、学校運営の機能強化に向けた研究を継続していく」との考えを示した。

 引き続き、来賓各氏があいさつ。道教委の池野敦総務政策局長は、①事務長の担い手不足解消に向けた働きかけ②若手事務職員の育成③財務会計の適正実施―の3点について要請。成果が今後の学校経営や学校事務の充実・発展につながるよう期待した。

 道高校長協会の宮下聡会長は、毎年、事務長会、教頭・副校長会と協力してまとめている文教施策要望について、「本年度は特に子どもたちの教育にかかわる重点事項に絞り込むなど、一層の焦点化を図って要望書を作成・提出した」と報告。校長会として「要望の実現に向けた教育委員会の取組の状況を注視しながら、一層協議を深め、教育において成果を還元できるものがあれば働きかけていきたい」との考えを示した。

 道特別支援学校長会の木村浩紀会長は、「学校経営は“チーム学校”として協働する組織づくりが極めて重要」とし、各学校の教育がより充実するよう協力を求めた。

 続いて、日本テニス事業協会理事・スクール部会長の蒲生清氏が「スポーツ産業の現状とテニスに学ぶ教育のヒント」と題して講演。続く研究発表Ⅰでは、根室支部が研究発表した。

 このほか、道教委高校教育課の山本信主幹による講話なども行った。

 2日目には、研究協議Ⅱ、Ⅲ、Ⅳとして、釧路支部、オホーツク支部、十勝支部が研究発表。また、全国公立学校事務長会の中村仁副会長が全国活動報告を行った。

(関係団体 2019-09-17付)

その他の記事( 関係団体)

本道から4個人5団体 生涯スポーツ功労者等表彰 文科省

 文部科学省は、令和元年度文部科学大臣表彰(生涯スポーツ功労者・生涯スポーツ優良団体)の受賞者・団体を決めた。本道からは、功労者に岡部壽一氏(道陸上競技協会会長等)ら4人、優良団体に中標津町...

(2019-09-18)  全て読む

室蘭の新田氏ら4人 文科省スポーツ推進委員功労者

 文部科学省は、令和元年度文部科学大臣表彰(スポーツ推進委員功労者)の受賞者を決定した。本道からは、室蘭市スポーツ推進委員の新田幸夫氏ら4人が受賞した。  概ね10年以上、スポーツ推進委員...

(2019-09-18)  全て読む

函館市P連が研究大会 学びと行動で未来拓く 5分科会で提言や意見協議

函館市PTA連合会研究大会  【函館発】函館市PTA連合会(干山毅会長)は9月上旬、道教育大学函館校で研究大会を開いた。会員約300人が参加。大会主題「学びと行動で未来を拓くPTA~子どもたちの豊かな成長を願って」のも...

(2019-09-17)  全て読む

札教組第51次研究集会開く 日常の“見える化”が重要 名大院・内田氏が講演

札教組第51次研究集会  札幌市教職員組合(=札教組、鈴木誠幸執行委員長)は5日、市内のかでる2・7で第51次札幌市教育研究集会を開いた。名古屋大学大学院の内田良准教授が「学校の日常を“見える化”する~持続可能な職...

(2019-09-17)  全て読む

上川管内小・中学校長教育研究大会 未来を切り拓く力育成 経営上の課題解決に向け研鑚

上川管内公立小中学校長教育研究大会  【旭川発】上川管内公立小・中学校長教育研究大会が8月上旬、旭川市大雪クリスタルホールほかで開催された。約150人が参加。基本主題「ふるさとを愛し、他者と協働しながら未来を切り拓く力を育む ...

(2019-09-17)  全て読む

芽室町学校教育振興会が研究大会 考え行動する生徒を 芽室西中で道徳6授業

 【帯広発】芽室町学校教育振興会(会長・小澤一記芽室中学校長)は6日、芽室西中学校(久保睦則校長)で教育研究大会を開いた。町教委や町内小・中学校の教職員約180人が参加。芽室西中が道徳6授業...

(2019-09-17)  全て読む

連帯目指す職場活動を 道教組の当面闘争方針

 道教組の第32回中央委員会(12日付4面既報)では、第1号議案「当面闘争の推進」を原案どおり決定した。本年度後半期の運動として「すべての教職員との対話と共同を基本に、教職員の連帯を目指す職...

(2019-09-13)  全て読む

命と人権守る教育を 特別決議採択

 道教組の第32回中央委員会では、「憲法を生かし、子どもの命と人権を守る教育と社会をつくろう」と呼びかける特別決議を採択した。  特別決議では、教育をめぐる情勢について、「改訂学習指導要領...

(2019-09-12)  全て読む

「力合わせ」の取組推進 川村執行委員長あいさつ

道教組中央委・川村安浩委員長  道教組の第32回中央委員会では、川村安浩執行委員長があいさつに立ち、「力合わせ」をキーワードに、組合員の拡大や道高教組との協力共同、教職員の働き方改革の推進を呼びかけた。あいさつ概要はつぎ...

(2019-09-12)  全て読む

道教組が中央委員会開く 定数改善 世論づくりを 長時間過密労働解消へ運動

道教組中央委・全体  道教組(川村安浩執行委員長)は7日、札幌市内の北海道労働センターで第32回中央委員会を開き、本年度後半期の運動方針を決めた。当面の重点課題として、長時間過密労働解消に向けた運動を挙げ、「各...

(2019-09-12)  全て読む