プログラミング的思考に関する教育―札幌市教委　１０月から学習本格化　３校が算数など３授業公開

（市町村 2019-09-18付）

　札幌市教委の「プログラミング的思考に関する教育」の本年度研究推進校３校は１０月から本格的に学習活動を展開する。算数、理科、総合的な学習の時間の３授業を公開する。プログラミング学習用ソフトを使用するなど、来年度の必修に向けた実践的な学習を披露する。

　市教委は、本年度の研究推進校に琴似中央小学校、伏見小学校、西園小学校を指定。

　３校は、課題探究的な学習の一環として、小学校段階における授業の成果を各学校に普及し、各校における取組の参考に資することを目的に今回初めて授業を公開する。

　このうち、琴似中央小は１０月２５日、５年生の算数「正多角形と円」の単元で授業を展開する予定。プログラミングソフトを使用して角度設定や図形の書き方を学ぶ予定。

　伏見小は１１月２２日、４年生の総合的な学習の時間に「プログラミング北海道」と題した授業を行う。プログラミング用ソフトを活用した社会科の授業での学習内容を生かし、道内の名産品など地図を使ったプレゼンテーションを行う見通しだ。

　西園小は１２月２０日、６年生の理科「電気の利用」の単元で、人感センサーや温感センサー等の仕組みを活用した授業を行う。センサーを取り入れて電気の働きを制御するプログラミングの体験を通して、電気の効率性や有効利用について学ぶ。

(市町村 2019-09-18付)