道教委が道立高入選の手引　参考資料を一括整理　選抜事務に活用求める

（道・道教委 2019-10-03付）

　道教委は、令和２年度道立高校入学者選抜の手引を作成した。入学者選抜事務が公正・厳正で円滑に遂行されるよう、一般入学者および推薦入学者選抜の実施要項やその他参考資料を一括して一冊に整理。道教委では、入学者選抜事務の資料として十分活用されるよう期待している。

　道教委は、９月２４日付で２年度道立高校入学者選抜にかかる実施要項を通達。２年度入学者選抜について、道立高校への道外からの出願にかかる入学者選抜の「対象学科」に礼文高校を追加したほか、三笠高校の入学者選抜について、道立高校入学者選抜実施要項に準じていない事項を含む入学者選抜実施要項によって実施する。

　また、個人の性的指向などに適切な配慮が求められていることから、入学願書の様式から「性別」の欄を削ることとしている。

　手引では、２年度道立高校入学者選抜に関する日程表のほか、一般入学者および推薦入学者選抜の実施要項を掲載。出願資格や出願の手続きの留意事項などを明記している。また、連携型中高一貫教育を行う道立高校、有朋高校、道立高校専攻科、道立高校への道外からの出願にかかる入学者選抜実施要項を盛り込んだ。

　このほか、学校裁量の実施予定や公立高校推薦入学者選抜における普通科の「推薦の要件（志望してほしい生徒像）」などを紹介。

　道教委は、手引が各学校において入学者選抜事務の資料として十分活用されるよう期待している。

　道教委の平野正明教育部長は、来年度、国の加配による専科指導の対象教科に国語を追加する考えを示した。教科担任制を導入する学校の好事例を収集・周知し、教科担任制の導入を検討する国の動きに速やかに対応する考えを示し「専門性を生かした質の高い指導の充実を図っていく」と答弁した。１日の３定道議会予算特別委員会第２分科会で村田光成委員（自民党・道民会議）の質問に答えた。

(道・道教委 2019-10-03付)