道教委プログラミング教育事業連絡協議会 外部とつながり強化を 支援や人材育成など協議(道・道教委 2019-10-03付)
大学の有識者、実践校の校長らが出席し意見交換
道教委は9月30日、道庁別館で令和元年度第1回プログラミング教育事業連絡協議会を開いた。来年度から本格実施となるプログラミング教育について、必要な支援や人材育成の在り方について協議した。出席者からは、プログラミング教育に苦手意識をもっている教員への資料提供、大学、企業、先進校など外部機関とのつながりを強化する必要性が指摘された。
全道の小学校プログラミング教育の充実に向け、有識者などとの協議を通じて、取組状況や成果と課題について理解を深め、プログラミング教育事業の円滑な実施に資することがねらい。
連絡協議会の構成員ら6人が出席した。
開会に当たり、髙木順一教育環境支援課長があいさつ。事業で期待される取組や学校に対する支援、教員研修や人材育成の在り方など、きたんのない意見を求めた。
続いて、教育環境支援課の深見亘主査が事業の取組内容を説明。
本年度、各実践校で年間指導計画や指導資料の作成に取り組むとし、来年度以降、作成した指導計画に改善を加え、幅広い教科等での活用を目指すことを確認した。
つぎに、「各地域の学校の現状と必要な支援」「教員研修や人材育成の在り方」をテーマに協議。
また、プログラミング教育を実践する人材育成に向け、企業やNPO法人など外部機関からも学ぶとともに、校内研修の重要性も確認した。
実践校からは、プログラミング教育の試行的実践の蓄積、全体計画や指導計画作成のための情報収集・整理について、管理職からは大学、企業、先進校、NPO法人などとのつながりの強化、プログラミング教育に苦手意識をもつ教員のために資料を提供する必要性が指摘された。
大学の関係者からは、外部機関の力も借りて現場の教員にプログラミング教育を実践、蓄積するとともに、実践事例や手引きに改訂を加えていく必要性が指摘され、「試行錯誤の中でプログラミング教育の失敗事例も生じており、教員研修などでも扱うべき」との意見があった。
(道・道教委 2019-10-03付)
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