市町村校長会長連絡協議会開く　働き方改革など協議　及川指導監が情報提供　オホーツク小中校長会

（関係団体 2019-10-15付）

教育課程や人材育成などについて課題を交流した

　【網走発】オホーツク管内小中学校長会（潮田信会長）は４日、北見市内の端野町公民館で第２回市町村校長会長連絡協議会を開いた。管内校長会の役員、１８市町村の校長会長が出席。オホーツク教育局の及川勝也義務教育指導監から情報提供を受けたほか、働き方改革や教育課程に関する課題交流などを行い、管内教育の充実に向けて議論を深めた。

　冒頭、あいさつに立った潮田会長は「全道の状況や各市町村の取組状況を参考にし、今後につなげてほしい」と呼びかけた。

　続いて、及川義務教育指導監が情報提供。本年度の学校訪問の状況について報告し、「校長の経営手腕によって変わってきている学校が多い」「時間外勤務縮減から働き方改革へ、すべての学校が知恵を生かしてできることから取り組んでいる」などと評価した。

　一方、初任段階教員、ミドルリーダーおよび教頭候補の育成は喫緊の課題として、その重要性を訴えた。

　そのほか、働き方改革推進に向け、①職場の風土を変える②仕事を自ら増やさない③大胆に業務を取り止める④仕事ができる人になる⑤手のかからない子どもに育てる⑥働き方の見直しをすることまで業務負担と考えてしまう意識の改革⑦時間制限を設ける―の７つを示した。

　課題交流に移り、「働き方改革」「教育課程」「人材育成」「教頭候補」「部活動」「その他」の６点について各市町村の現状などを話し合った。

(関係団体 2019-10-15付)