効果的・持続的な運用へ　道教委が室蘭でＣＳ推進協議会

（道・道教委 2019-10-16付）

各地域における取組の方向性などを共有した

　【室蘭発】道教委は２日、むろらん広域センタービルでコミュニティ・スクール推進協議会を開いた。胆振管内の市町教委職員や教職員など１６人が参加。説明や実践発表などを通して、コミュニティ・スクール（ＣＳ）の効果的・持続的な運用などについて理解を深めた。

　ＣＳの取組の充実を図るため、講話や事例発表、協議などを通して制度の適切な理解を図るとともに、効果的・持続的な運用、地域との連携・協働体制の確立に資することが目的。

　開会に当たりあいさつに立った胆振教育局の竹内結美教育支援課長は、ＣＳを導入している学校・地域に対し「導入そのものが最終的な目標ではないとの認識のもと、取組をより充実させ、成果を管内に広く発信していただきたい」と呼びかけた。

　続いて、道教委義務教育課の吉村公孝主査が「学校と地域の連携・協働に向けて」と題し説明。ＣＳの制度内容や導入状況、成果と課題などを紹介した。

　また、恵庭市立柏小学校の奥寺徳之教頭が自校の取組について説明したほか、豊浦町教委の二ツ森博幸社会教育係長が実践発表した。

　このあと、各学校・地域におけるＣＳの取組状況、成果と課題について協議。振り返り・まとめでは、道ＣＳアドバイザーの中田美知子氏が「各市町・学校においては、現在の立ち位置を確認した上で地域づくりにつなげてほしい」と期待した。

(道・道教委 2019-10-16付)