室蘭工業高でＩＣＴ体験講習会　建設業の最新技術体感　生徒１２人ドローン学ぶ　道建設部

（道・道教委 2019-10-23付）

　【室蘭発】室蘭工業高校（伊藤正法校長）で１５日、道建設部主催のＩＣＴ体験講習会が開かれた。環境土木科の２年生１２人が参加。ドローンの概要やメリットなどに関する座学や、実際に操縦を体験する実習を通して、建設産業で活用される最新技術の一端を学んだ。

　道はこれまで、担い手の確保・育成に向け、高校生などを対象に建設業の魅力や若手技術者による体験談を紹介する出前授業を行い、職業意識の醸成などを図ってきた。

　今回、取組の一環として、室蘭工業高環境土木科２年生１２人を対象に、ＩＣＴ講習会を開催することとなった。

　講習会では㈱スカイスパイスの成田泰士代表取締役による座学を実施。ドローンの飛行が可能な場所や飛行申請、飛行方法などの航空法・資格について解説したほか、ドローン測量のメリット、機能、操縦の基礎などを詳しく解説。

　このあと、実際にドローンを操縦。センサーによる安定飛行の体験、センサーを切った状態での安定飛行の体験、ゴーグルを使用した目視外飛行の体験を行った。

　参加した生徒の一人は「難しかったが、なかなか操作する機会はないため、貴重な経験になった」と話していた。

(道・道教委 2019-10-23付)