いじめ・ネットトラブル根絶!メッセージコンクール 24・25日、札幌で展示会 最優秀に12作品を選定(道・道教委 2019-10-21付)
いじめの根絶部門・最優秀賞・小学校の部
道いじめ問題対策連絡協議会は、令和元年度「いじめ・ネットトラブル根絶!メッセージコンクール」の入賞作品を決定した。「いじめの根絶部門」「ネットトラブル根絶部門」でポスター、標語それぞれ3作品、計12作品が道教委最優秀賞に輝いた。作品は、24、25日に札幌駅前地下歩行空間憩いの空間で開く入賞作品展示会で展示する。
コンクールは、青少年から、いじめ・ネットトラブルの根絶にかかわるメッセージを募集し、いじめの根絶などに向けた啓発活動等に活用することで、いじめやインターネット上の有害情報による被害などから青少年を守るための社会全体の意識の醸成を図るもの。
各教育局管内の最優秀賞を対象に全道審査を行い、道教委最優秀賞と道教委優秀賞を決定した。
いじめ根絶部門では、いじめを見て見ぬふりをすることも加害者であることを訴えるポスターなど、小中高の各校種で1作品ずつ、計3作品が最優秀賞を受賞。標語では、いじめに対する悩みについて、勇気を出して助けを求める大切さを呼びかける作品などが選ばれた。
ネットトラブル根絶部門では、ネット上に投稿した内容は2度と取り消せないことなどを訴えるポスター3作品が最優秀賞を受賞。標語では、SNSでの危険な連絡を断る大切さを呼びかける作品などが選ばれた。
24、25日には、札幌駅前地下歩行空間憩いの空間で入賞作品展示会を開催。道教委最優秀賞・優秀賞受賞作品のほか、各教育局で最優秀賞を受賞した作品を展示する。
なお、道高校長協会特別賞については、同協会において別途審査を行い、受賞作品を決定する。
◆いじめ・ネットトラブル根絶メッセージ 入賞者
令和元年度年度「いじめ・ネットトラブル根絶!メッセージコンクール」における各部門の入賞者はつぎのとおり。=敬称略=
《いじめの根絶部門》
【ポスター】
▼最優秀賞
▽小学校=増毛町立増毛小5年・尾久日音
▽中学校=滝川市立明苑中2年・中村優衣
▽高校=静内高2年・中川美佑
▼優秀賞
▽小学校=室蘭市立白蘭小6年・大和田桜香
▽中学校=倶知安町立倶知安中2年・守屋さくら
▽高校=旭川南高2年・山本夏璃
【標語】
▼最優秀賞
▽小学校=旭川市立春光小6年・福島ここあ「そのいじめ “遊びだった”じゃ すまされない」
▽中学校=釧路市立共栄中2年・大津里緒「大丈夫? “いじめ”と“遊び”の 境界線」
▽高校=千歳高2年・渡邊勇太「人と人 違うところの 認め合い」
▼優秀賞
▽小学校=小樽市立幸小6年・五十嵐舜「助けたい 思いじゃなくて 行動で」
▽中学校=えりも町立えりも中3年・本間舜都「悩むなら 勇気を出して SOS」
▽高校=岩見沢東高3年・小野寺春菜「空気より 相手の心 読んでみて」
《ネットトラブルの根絶部門》
【ポスター】
▼最優秀賞
▽小学校=札幌市立山の手小6年・齋藤香羽子
▽中学校=倶知安町立倶知安中2年・荒川桃百
▽高校=釧路江南高2年・阿部はるか
▼優秀賞
▽小学校=千歳市立第二小6年・荒木一誠
▽中学校=滝川市立明苑中2年・伊藤百夏
▽高校=富良野高1年・石川舞
【標語】
▼最優秀賞
▽小学校=札幌市立藻岩小6年・宮本羽優菜「ネットでも 画面の先には 人がいる」
▽中学校=北斗市立上磯中2年・丸山風太「考えて 直接言えるの? その言葉」
▽高校=羽幌高2年・麻里奈々子「軽いノリ やって後悔 重い罪」
▼優秀賞
▽小学校=旭川市立神居小6年・中原埜乃「考えて 書きこむ前に その言葉」
▽中学校=初山別村立初山別中2年・江端若菜「消せないよ スマホのむこうは 何億人」
▽高校=江差高3年・天満谷梨奈「会いたいな 危険な連絡 断わって」
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いじめの根絶部門・最優秀賞・中学校の部
いじめの根絶部門・最優秀賞・高校の部
ネットトラブルの根絶部門・最優秀賞・小学校の部
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ネットトラブルの根絶部門・最優秀賞・高校の部
(道・道教委 2019-10-21付)
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