市立小・中適正配置計画改訂案 統廃合など1期未了事項を継続 旭川市教委(市町村 2019-11-12付)
【旭川発】旭川市教委は、平成27年度から15年間を計画期間とする旭川市立小・中学校適正配置計画(改訂案)をまとめた。令和2~6年度の第2期において、第1期に未了となった旭川第一小学校などの統廃合、朝日小学校などの通学区域の見直しに継続して取り組むことを示した。
旭川市では、少子化によって児童生徒数の減少が進み、学校の小規模化が進行している。市教委は、児童生徒のより良い教育環境を整備するため、27年度から15年間を計画期間とする市立小・中学校適正配置計画を策定し、市立小・中学校の統廃合や通学区域の見直しに取り組んできた。
計画は、適正配置の考え方や進め方を示した「基本方針」と、市内を5ブロックに分割した上で、ブロックごとに将来あるべき学校配置を具体的に示した「ブロック別計画」で構成。
計画期間を5年ごとの3期に区切り、5年ごとに見直しを行うこととしている。本年度は、第1期の最終年度となることから、学校ごとの児童生徒の変化や状況、令和元年度までの第1期5ヵ年の進捗状況などを踏まえ、改訂案を作成した。
今回、基本方針は、配置計画の考え方や進め方の方針に変更はなく、第1期の進捗状況を踏まえ、今後の課題を整理した。
ブロック別計画は、第1期の進捗状況を踏まえ、第2期、第3期の取組を整理した。第2期は、第1期に未了となった旭川第一小などの統廃合、朝日小などの通学区域の見直しの取組を継続するとともに、当初から第2期に計画していた統廃合および通学区域の見直しについても併せて取り組んでいくとしている。
改訂案は市のホームページに掲載。案について、市教委はパブリックコメントを募集している。募集期間は12月16日まで。
改訂案にかかる一般市民向けの説明会は、26日午後7時から市子ども総合相談センターで開く。
(市町村 2019-11-12付)
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