札教研事業 校内研究推進研修会 資質向上へ情報交流 IBプログラム講義など 札幌市教委(市町村 2019-11-15付)
市立札幌開成中等教育と連携の研修会が開かれた
札幌市教委は12日、市内ちえりあで教育研究推進事業(=札教研事業)の校内研究推進にかかわる研修会を開いた。市内小・中学校、特別支援学校の校内研究推進委員など約300人が参加。市立札幌開成中等教育学校における国際バカロレア(IB)の教育プログラムに関する講義や他校との情報交換を通して資質・能力の向上を図った。
研修会は校内研究の円滑な推進が目的。新学習指導要領や課題探究的な学習にかかわる事例発表のほか、校内研修の内容・推進方法等の情報交換を通じ、校内研究活動の充実・向上を目指している。
はじめに、研修担当課の阿久津誠指導主事があいさつ。
「校内研究をより活発にしていくため、本日の研修内容を各校へ発信してもらいたい」と呼びかけた。
続いて、市立札幌開成中等教育学校の西村里史教諭が「札幌市の『学ぶ力の育成』についてI」と題して講義。
西村教諭は札幌市が掲げる目指す人間像「自立した札幌人」について、「生涯にわたって学び続ける力が必要」と述べた上で、学ぶ力の育成に向けた課題探究的な学習として、同校が実施している国際バカロレア(IB)の教育プログラムを例に説明した。
グローバル的視野をもつことのできる学習方法として取り組み、①探究(疑問をもつ)②行動③振り返り―の3点を繰り返すことでコミュニケーション能力、協働、情報リテラシー、批判的・独創的思考などを生徒に身に付けさせていることを説明。「課題探究的な学習を行うためには様々なスキルを養わせることが必要」と呼びかけた。
このほか、学習のアプローチスキル(ATL)に関するグループ交流を実施。
「札幌市学ぶ力の育成Ⅱ」では、講義のほか、事例発表を行った。
(市町村 2019-11-15付)
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