道教委・鈴木指導監オホーツク訪問　課題解決へ首長らと協議　紋別・網走の小・中学校視察

（道・道教委 2019-11-25付）

紋別市の宮川市長らと協議した

　【網走発】道教委の鈴木淳教育指導監は１２日から２日間、オホーツク管内を初めて訪れた。紋別市と網走市の小・中学校計３校を視察したほか、紋別市の宮川良一市長らと協議。児童生徒の学力向上など様々な課題について話し合った。

　オホーツク教育局から、伊賀治康局長、及川勝也義務教育指導監らが同行した。

　初日に訪問した紋別市では、南丘小学校（橋本雄一郎校長）を視察。文部科学省「学校図書館ガイドラインを踏まえた学校図書館の利活用にかかる調査研究」の研究指定校で、道教委の授業改善推進チーム活用事業、小学校外国語活動巡回指導教員研修事業によって教員が加配されている。

　橋本校長から同校の概要について説明を受けたあと、全学級の授業を参観。分掌組織の再編、地元事業所と連携した教育活動、専門家の知見を生かして導入している“勝ち色鉛筆”を活用した授業の様子など、様々な取組について理解を深めた。また、整備を進めている学校図書館なども視察した。

　鈴木教育指導監は「校長先生のこれまでの取組の成果が表れていると感じた。本庁にもち帰って今後に生かしたい」と講評した。

　このあと、紋別市役所に移動し、宮川市長や鈴木英樹副市長との協議に臨んだ。

　本年度全国学力・学習状況調査における管内や市内の状況をもとに、教員の授業力向上、読解力の重要性、道徳教育などについて意見を交換。

　鈴木教育指導監は、地域の活性化に向けた教育の重要性とともに、各地域の声を把握し支援に努めていく考えを示した。

　２日目は、網走市を訪問し、道教委の学校力向上に関する総合実践事業実践指定校・網走小学校（片桐聡校長）や第三中学校（田中浩樹校長）を視察したほか、網走市教委の三島正昭教育長らと協議。特別支援教育などについて意見を交わした。

　オホーツク教育局としても、伊賀局長が各市町村の首長などと協議を行い、管内教育の充実・発展に努める考え。

(道・道教委 2019-11-25付)