１２月にオホーツク局初の試み　遠隔システムで相談会　職能向上へ教員と個別に

（道・道教委 2019-11-25付）

　【網走発】オホーツク教育局は、初の試みとして遠隔システムによる相談会を開く。独自事業「管内教師力向上セミナー」の一環で、紋別市教委と共催。道の「地域をつなげるネットワーク」のＷｅｂ会議機能を活用し、教員の個別相談に応じる。１２月１８・２３・２４日の開催を予定しており、教職員の資質・能力の向上や教育活動の充実につなげていく。

　管内教師力向上セミナーは、学校経営や各教科等の授業改善、学力・体力の向上に向けた取組、特別支援教育の充実など、学校および教員のニーズに応じた研修を実施することによって、教師力の向上を図ることを目的とした局独自事業。期日、会場、研修内容、参加対象等は、各市町村教委や学校等の希望に応じ、教育局指導主事が各会場に出向き行っている。

　管内の広域性を踏まえ、実施にかかる負担軽減を図るため遠隔システムの活用を検討。紋別市教委の協力を得て準備を進めてきた。

　初開催となる今回は、紋別市内の小・中学校に勤務する教諭等を対象に実施。地域をつなげるネットワークのＷｅｂ会議機能を活用し、教科等指導、学級経営、校内研修推進など教員が個々に抱える課題に関し個別相談に応じる形で行う。

　オホーツク教育局は、今回の成果を踏まえて他市町村での実施も推進する考え。「今後も遠隔システムを活用した事業を積極的に実施し、教職員の資質・能力向上や教育活動の充実につなげたい」としている。

(道・道教委 2019-11-25付)