全国学力調査北海道版結果各管内状況 No.13 釧路(道・道教委 2019-11-25付)
小学校【学校数54校、児童数1639人】
◆学習への意識 学校・児童で差
▼分析
児童の姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルの確立をよくしている学校の割合は53・7%、学級運営の状況や課題を全教職員の間で共有し、学校として組織的な取組をよくしている学校の割合は66・7%であり、いずれも全国を上回っている。
授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組むことができていると思う学校の割合は31・5%で、全国および全道を上回っているが、授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいた児童の割合は31・9%で、全国を下回っており、課題である。
普段(月~金曜日)、1日当たり1時間以上勉強をしている児童の割合は60・4%で、全国を下回っており、課題である。
▼改善の方向性
学力向上の取組を充実させるため、課題の要因を明確にした上で、定着の状況に応じて効果的な指導を行い、学校全体で組織的に取り組む学校体制づくりを一層推進する必要がある。
学習内容の確実な定着を図るため、単元や題材などで育む資質・能力を明確にし、内容や時間のまとまりを見通して、見通しや振り返りの場面、対話の場面、児童が考える場面と教師が教える場面などをどのように組み立てるかを意識した授業改善の充実を図る必要がある
学習習慣を確立するため、家庭学習の課題の与え方などについて、校内の教職員で共通理解を図るとともに、家庭や地域との連携を一層図った取組を推進する必要がある。
中学校【学校数37校、生徒数1615人】
◆学習習慣の定着が課題
▼分析
生徒の姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルの確立をよくしている学校の割合は70・3%、学級運営の状況や課題を全教職員の間で共有し、学校として組織的な取組をよくしている学校の割合は67・6%であり、いずれも全国および全道を上回っている。
授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組むことができていると思う学校の割合は21・6%で、全国および全道を上回っているが、授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいた生徒の割合は26・0%で、全国を下回っており、課題である。
普段(月~金曜日)、1日当たり2時間以上勉強をしている生徒の割合は27・4%で、全国を下回っており、課題である。
▼改善の方向性
学力向上の取組を充実させるため、課題の要因を明確にした上で、定着の状況に応じて効果的な指導を行うとともに、学校全体で組織的に取り組む学校体制づくりを一層推進する必要がある。
学習内容の確実な定着を図るため、単元や題材などで育む資質・能力を明確にし、内容や時間のまとまりを見通して、見通しや振り返りの場面、対話の場面、生徒が考える場面と教師が教える場面などをどのように組み立てるかを意識した日常の授業改善の充実を図る必要がある。
学習習慣を確立するため、家庭学習の課題の与え方などについて、校内の教職員で共通理解を図るとともに、家庭や地域との連携を一層図った取組を推進する必要がある。
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(道・道教委 2019-11-25付)
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