七飯町内４小・中で閉校式　学び舎との別れ惜しむ　学校生活など思い出回顧

（学校 2019-12-02付）

大沼中では１８９人が出席した

　【函館発】七飯町立軍川小学校（盛健校長）、東大沼小学校（後藤昌樹校長）、大沼小学校（小笠原英緒校長）、大沼中学校（楢山聡校長）の閉校式が１１月２３日に各校で執り行われた。各校に児童生徒や地域住民などが来校し、学校生活や地域とのふれ合いなど、それぞれの思い出を振り返りながら学び舎との別れを惜しんだ。

　来年４月に４校が統合し、渡島管内で初めての義務教育学校「大沼岳陽学校」として開校することから、この日一斉に閉校式を行った。

　４校のうち、大沼中には全校生徒など１８９人が出席した。

　同校は昭和２２年に開校。これまで４７１０人の卒業生を送り出している。

　中宮安一七飯町長が式辞。「同校の教育活動が、町・地域の発展やボランティア活動に寄与してきた」とこれまでの教育活動に感謝を伝えるとともに、「新しく開校する義務教育学校では、小学生の手本となるよう心身ともに成長してほしい」と述べ、生徒の成長に期待を寄せた。

　生徒代表あいさつでは、生徒会長の山口瑠希愛君が登壇。「閉校が決まったときは寂しかったが、これまでの学校の歴史があれば乗り越えていける」と述べた。

　これまで大沼中にかかわってきた関係者に謝意を伝え、「これからも地域の人たちと手を取り合って、よい学校にしていけるよう頑張りたい」と宣言した。

　閉校式終了後、大沼プリンスホテルを会場に４校合同で思い出を語る会を開催。旧友や恩師と交流しながら昔を懐かしんだ。

(学校 2019-12-02付)