道教委が第2回社会教育主幹会議 教科等横断的な視点を 能力育成で鈴木教育指導監
(道・道教委 2019-12-17付)

第2回社会教育主幹会議
道内各ネイパルから6人が出席した

 道教委は9日から2日間、札幌市内のかでる2・7で第2回社会教育主幹会議を開いた。鈴木淳教育指導監が「青少年教育施設における体験活動と新学習指導要領との関連」と題して講義。学習の基盤となる資質・能力などを教科等横断的な視点に基づいて育成する必要性を説いた。

 社会教育主幹が指定管理者、駐在の主査・社会教育主事に対して、適切に指導助言できるよう、様々な教育課題等の情報提供や施設運営上の課題について協議などを行い、道立青少年教育施設のサービス向上を図るもの。道内各ネイパルから6人が出席した。

 初日は、会議に先立ち人権教育指導者研修を開き、LGBTについて理解を深めた。

 開会式では、村上由佳生涯学習課長があいさつ。

 本年度実施した利用者満足度調査にふれ、「全施設とも“満足”“やや満足”を合わせた満足度が90%を超え、日ごろの施設運営が評価されている」と報告。各施設から提出された意見・要望に対する回答について、実効性のある取組として精力的に改善に努め、より利便性の高い施設を目指すよう求めた。

 引き続き、生涯学習課の高橋義臣主幹が来年度における生涯学習関係事業などについて説明した。

 2日目は、鈴木教育指導監が「青少年教育施設における体験活動と新学習指導要領との関連」と題して講義した。

 鈴木教育指導監は、言語能力、情報活用能力、問題発見・解決能力の学習の基盤となる資質・能力などを教科横断的な視点に基づいて育成する必要性を指摘。学習の基盤となる資質・能力の育成に向け、ネイパルで取り組める活動、ネイパルから学校へ助言できる内容は何かを考えて取り組むよう求めた。

 このほか、子どもの学びを支える教育環境やこれから求められる管理職マネジメントの在り方を説いた。

 このあと、「ネイパルSDGs宣言等」「施設運営にかかる課題」をテーマに協議。

 次年度の施設職員研修会の内容に関する協議で生涯学習課の吉田昌幸主幹は、各施設の利便性の向上に向け、指定管理者との連携を深めて取り組むよう呼びかけた。

(道・道教委 2019-12-17付)

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