厚労省３０年社会福祉施設等調査　道内事業所は増加傾向　児童発達支援　６５５ヵ所

（国 2020-03-13付）

平成３０年社会教育施設等事業数（クリックすると拡大表示されます）

　厚生労働省は、平成３０年社会福祉施設等調査結果をまとめた。道内の放課後等デイサービスの事業所数は、前年と比べ９１ヵ所増の８１２ヵ所。児童発達支援事業の施設は７１ヵ所増の６５５ヵ所となり、特に札幌市で大きく増加している。

　調査は、全国の社会福祉施設等の数、在所者、従事者の状況などを把握し、社会福祉行政推進のための基礎資料を得ることを目的としている。

　毎年１０月１日現在の状況について調査。３０年は、全国の老人福祉施設や障がい者支援施設、児童福祉施設、障害福祉サービス事業所等、障害児通所支援等事業所のうち、１０万７５３９施設・事業所を対象に調査。活動中の８万９５５３施設・事業所について集計した。

　事業の種類別に事業所数をみると、全国では放課後等デイサービス事業が前年と比べ１４３３ヵ所増の１２７３４ヵ所と最も多く、次いで児童発達支援事業が７７５ヵ所増の６７５６ヵ所となった。

　道内の状況をみると、児童発達支援事業が６５５ヵ所。居宅訪問型児童発達支援事業が４ヵ所、放課後等デイサービス事業が８１２ヵ所、保育所等訪問支援事業が８９ヵ所、障害児相談支援事業が３５０ヵ所となった。

　全事業で前年度より増加しており、特に放課後等デイサービスは９１ヵ所増、児童発達支援は７１ヵ所増と大幅増に。特に札幌市内で大きく増加し、他の市町村も増加傾向にある。

(国 2020-03-13付)