胆振管内教育実践表彰の受賞者 安平町追分小など8者
(道・道教委 2020-03-30付)

 【室蘭発】胆振教育局は、令和元年度胆振管内教育実践表彰の受賞者を決定した。学校教育では、小中一貫教育を進める安平町立追分小学校、追分中学校など4校と3個人が受賞。社会教育では、むかわ町女性連絡協議会が栄に浴した。

 受賞者はつぎのとおり。=敬称略=

【学校教育】

▼安平町立追分小学校(澤田真次校長)、安平町立追分中学校(中村浩士校長)=「夢を叶える力」の育成に向けた小中一貫教育の推進

 「正しく~筋道を立てて考える子 明るく~思いやりのある子 たくましく~強い体力のある子」を教育目標に掲げ、知・徳・体の調和のとれた児童生徒の育成を目指し、全教職員が一丸となった教育活動の推進に取り組んでいる。

 特に、平成29年度からは小中一貫教育支援事業の指定校として、小中一貫教育スローガン「夢を叶える力」の育成に向けて、基礎学力の向上、コミュニケーション能力の向上、基本的生活習慣・体力の向上に取り組むとともに、9教科の目標や指導のポイントをまとめ、小中9年間の単元の系統を明確にした「9年間の学びのつながり」を作成し、全教職員で共通理解を図った教育を実践するなど、小中一貫教育の推進に大きな成果を上げた。

 また、教育実践の成果を各種研修会で広く発信するなど管内教育の充実・発展に大きく貢献した。

▼白老町立白老小学校(田村雅嘉校長)=「白老町スタンダード」に基づく授業改善の推進

 「自ら学ぶ子 明るく思いやりのある子 健康でたくましい子」を教育目標に掲げ、知・徳・体の調和のとれた児童の育成を目指し、全教職員が一丸となった教育活動の推進に取り組んでいる。

 特に、秋田県能代市と連携した白老町スタンダードによる授業実践をはじめ、学習規律や学習環境などにかかる学校指針「白小メソッド」による全校で統一した実践や各種学力検査の分析結果による教育活動の検証・改善など、児童の学力向上に向けた組織的な教育活動の推進に大きな成果を上げた。

 また、平成30年度からは発達障がい支援成果普及事業の推進校として、特別な教育的支援が必要な児童について、個別の指導計画を作成・活用し、きめ細かな支援体制を構築するとともに、教育実践の成果を広く発信するなど、管内の特別支援教育の充実・発展に大きく貢献した。

▼白老東高校(城戸和彦校長)=地域に即した「地域学」によるふるさと教育の推進

 「自彊 聡明 礼節」の校訓のもと、生徒の創造する力と進んで学ぼうとする態度の育成を目指し、地域の教育資源を生かした「地域学」など、探究的な学習の推進に取り組んでいる。

 特に、平成29年度からは国立教育政策研究所教育課程研究指定校事業の指定校として、「ふるさとへの誇り」や「アイヌ民族との共生」などをキーワードに実践研究に取り組み、地域学の年間指導計画やシラバスの作成をはじめ、地域の人材や関係機関等を活用した学習内容やルーブリック評価による評価方法など、地域や関係機関等と連携を図ったふるさと教育の推進に大きな成果を上げた。

 また、管内地理歴史・公民科研究会で授業公開や実践発表を行うとともに、学校Webページで「地域学だより」として発信するなど、管内教育の充実・発展に大きく貢献した。

▼河毛留美(苫小牧市立明徳小学校教諭)=児童の主体的な学びを実現する道徳教育の推進

 考え、議論する道徳科の指導方法や評価方法などについて授業実践を積み重ねるなど、道徳教育の充実に取り組んでいる。

 特に、苫小牧市教育研究所道徳授業スーパーバイザーとして、校内研修において道徳科の指導方法や授業づくりの考え方について講師を務めるほか、授業改善資料『授業改善leaf』を作成し、道徳科の授業改善の具体を示すなど、道徳教育の推進と教員の授業力向上に大きな成果を上げた。

 また、道道徳教育研究大会や他管内での研修講座などにおいて提言者や講師を務め、自身の授業実践の成果を広く発信するほか、道道徳教育推進校事業において授業公開や研究発表を行い、教員の指導力向上に資するなど管内教育の充実・発展に大きく貢献した。

▼根岸清人(厚真町立上厚真小学校教諭)=小・中が連携・一貫した英語教育の推進

 義務教育9年間を見通した教育課程の編成や小中の連続性を踏まえた指導方法の工夫改善などについて授業実践を積み重ねるなど、英語教育の充実に取り組んでいる。

 特に、厚真町英語教育推進コーディネーターとして、厚真町英語教育授業づくり研修会で講師を務めるなど、英語教育の中心的な役割を担い、英語教育の推進と教員の授業力向上に大きな成果を上げた。

 また、他管内や全国での研修講座や研究会などにおいて講師や実践発表者を務め、自身の授業実践の成果を広く発信するほか、文部科学省教育課程特例校の厚真中央小学校・厚真中学校が会場の研究大会で研究発表を行い、教員の指導力の向上に資するなど管内教育の充実・発展に大きく貢献した。

▼髙西貴幸(苫小牧東高校教諭)=海外研修の成果を生かした英語教育の推進

 各種研修の成果を生かし生徒の英語力の育成を図る授業実践を積み重ねるなど、英語教育の充実に取り組んでいる。

 特に、英語教育推進リーダー中央研修(独立行政法人教職員支援機構)や若手教員米国派遣交流事業(外務省主催)などの各種研修を受講し、自身の指導力やコミュニケーション能力の向上を図るとともに、研修の成果を活用し、学習意欲を高める授業を実践するなど、生徒の英語力の向上に尽力している。

 また、グローバル化に対応した英語教育指導力向上研修において講師を務め、英語による言語活動が中心の授業など、新しい英語教育の在り方の趣旨に沿った指導方法を普及し、教員の指導力の向上に資するなど管内教育の充実・発展に大きく貢献した。

【社会教育】

▼むかわ町女性連絡協議会(奥野恵美子会長)=ボランティア精神に基づく青少年の健全育成の推進

 長年にわたり、自主的、民主的な組織運営によって、町内の青少年健全育成に関する活動やボランティア活動に取り組んでいる。

 特に、むかわ町で行っている通学合宿事業では、実行委員として参画し、夕食づくりなどの調理支援や体験学習などの企画・運営・補助を行うなど、青少年の健全育成に大きな成果を上げている。

 また、平成29年度には、設立10周年記念式典において「新たな時代へ・・地域で挑戦=私たちにできること」のテーマのもと、人々が共に生きていける心豊かなふるさとづくりやむかわ町の未来についてシンポジウムを開催するなど創意工夫ある研修活動を行うとともに、むかわ町少年の主張大会において審査員を務めるほか、平成30年9月の北海道胆振東部地震以降は、震災復興イベントなどに協力するなど、地域貢献を通じた地域の活性化に尽力し、管内教育の充実・発展に大きく貢献した。

(道・道教委 2020-03-30付)

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