札幌市教育センター元年度　来所相談４３９４件　今後の相談は状況に応じ対応

（市町村 2020-04-07付）

札幌市教育センター・令和元年度教育相談の状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教育センター教育相談室の令和元年度相談件数がまとまった。来所相談は、不登校などにかかる相談を扱う相談と学習や発達の心配などにかかる相談を扱う相談を合わせて４３９４件、相談人数は２３５２人だった。今後の相談について、５月上旬以降の日程で予約日を設定できるが、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、状況に応じて対応する。

　教育相談室は、市内の小学生から高校生までの子どもや保護者を対象に教育相談を行っている。

　西区のちえりあで来所相談と電話相談に対応していたが、相談数の増加に伴い、ちえりあからリフレサッポロに相談員を常駐派遣して行う相談を開始。また、平成２９年度に南区真駒内に「まこまる教育相談室」を開設した。

　教育相談には来所相談と電話相談があり、来所相談は保護者からの事前予約が必要。市内在住の小学生から高校生までの子どもの保護者や教師から子どもの教育に関する相談を受け付けている。

　まこまるを開設して現行の体制となった２９年度の相談件数は４３１０件で相談人数は２２９８人。うち、不登校などにかかる相談件数は１０１１件で人数は３３２人、学習や発達の心配などにかかる相談は３２９９件で人数は１９６６人。

　令和元年度の相談件数は４３９４件で相談人数は２３５２人。不登校などにかかる相談は９２５件で人数は２６８人、学習や発達の心配などにかかる相談は３４６９件で人数は２０８４人。学習や発達の心配などにかかる相談は人数・件数ともに増加しているが、不登校などにかかる相談は人数・件数ともに過去３年間で一番少なかった。

　現在、ちえりあ教育相談室とまこまる教育相談室の来所相談は５月上旬以降の日程で予約日を設定できる。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う市立学校一斉休業期間を踏まえ、元年度末に相談予約の延期など対応を調整しており、現在も状況に応じた対応を継続。

　なお、転居に伴う特別支援学級転入などの就学相談については、電話で別途受け付けている。

(市町村 2020-04-07付)