空知管内市町村公立小・中の分散登校 5月 浦臼13回 雨竜12回 給食は状況に応じ柔軟に対応
(コロナウイルス関連 2020-05-21付)

 【岩見沢発】空知管内各市町村の公立小・中学校における分散登校の方針がまとまった。5月の登校回数は、浦臼町の小学校で13回、雨竜町で12回と1学級の人数が少ない地域ほど多い傾向にある。5月上旬の登校日に体調確認や学習課題の提供を行い、中旬から登校日を増やし授業を実施するなど、学校再開に向けた準備が進みつつある。学校給食の提供時期も様々で、地域のニーズを踏まえ柔軟に対応していることが分かった。

 夕張市では、小学校が11日、中学校は14日から分散登校を開始。通学時のスクールバスにおける密状態を避けるため、登校日は小学校が月~水曜日、中学校が木・金曜日に設定。週に1回登校する形で、5月の登校回数は計3回となる。

 岩見沢市では、12日から分散登校を本格実施し、児童生徒の登校回数は計5回を求めている。各学校では、1教室20人以下となるよう学年を2グループに分けたり、1コマの授業時間を短縮するなどの工夫を行っている。給食も提供している。

 美唄市では、18日から中学3年生を優先して分散登校を開始。5月の登校回数は中学3年生が6回、他の学年は4回。給食の提供も行っている。

 芦別市では12日から分散登校を開始。登校回数は学校・学年で異なり、5月の登校回数は全学年で最低5回で、中学3年生を優先して実施する。授業時間を午前と午後に分ける、クラスを2グループに分けるなど、学校によって分散の方法は異なる。

 赤平市では、14日から分散登校を開始。5月の登校回数は小学校6年生と中学校3年生で計6回。それ以外の学年は計5回となっている。学年やクラスを分割する方法で実施し、26日から学校給食の提供を開始する。

 三笠市では、18日から分散登校を開始。5月の登校回数は小学1・6年生、中学3年生が6回、他の学年は4回となる。25~29日は通常の授業時数で授業を行い、学校給食の提供も開始する。

 滝川市では、18日から分散登校を実施。5月の登校回数は小・中学校ともに4回と定めている。学級を分けて登校させ、学校給食は提供しない方針。

 砂川市では、7日から分散登校を試行し、18日から本格的に開始。5月の登校回数は計6回。学級人数が多い学校は1学級を分けて登校し、少ない学校は通常どおり登校する。給食は22日から提供する。

 歌志内市では、小・中学校いずれも7日から分散登校を開始。いずれの学校も1学級20人以下のため、学年や学級を分けず授業を実施する。5月の登校回数は9回で、給食の提供も行っている。

 深川市では、小・中学校ともに11日から分散登校を実施。小学1・6年生、中学3年生を優先し、学年を分けて実施する。5月の登校回数は小学校11回程度、中学校10回程度。25日から学校給食を提供する。

 南幌町では、18日から小・中学校で分散登校を開始。5月の登校日数は小学1・6年生、中学3年生が4回、他学年が3回。学校給食の提供も行っている。

 奈井江町では、11日から小学校から分散登校を開始。5月の登校回数は小学校が6回、中学校では3年生7回、1・2年生が6回となる。学校給食は18日から提供する。

 上砂川町では、中学校は1日、小学校は15日から分散登校を実施している。週に1・2回、3~4時間の登校日を設け、登校回数は小学校は5回、中学校8回。25日以降は学校給食を提供する。

 由仁町では、12日から小・中学校で分散登校を開始。学年を2つのグループを分ける形で、小学1・6年生を優先して実施。5月の登校回数は小・中学校いずれも3回となる。授業時間が4時間となる20日以降は給食も提供する。

 長沼町では、14日から小・中学校で分散登校を開始。学年を分割して1日おきに登校する。5月の登校回数は小学6年生と中学3年生は7回、他の学年は5回。学校給食は18日以降の月・火・木・金曜日に提供する。

 栗山町では、7日から分散登校を実施。学年を分ける形で15日までは週1回、18日からは週2回登校する。登校回数は小・中学校いずれも6回。7日以降の登校日は、授業・給食ともに実施している。

 月形町では、11日から分散登校を実施しており、中学校は3年生の登校回数を増やすなど優先。5月の登校回数は小学校8回、中学校11回。学校給食は18日から提供している。

 浦臼町では、中学校で1日、小学校で8日から分散登校を実施。学年を分けて登校し、登校回数は小学校では13回、中学校では10回。

 新十津川町では、7・8日に分散登校を開始。19日から授業も含め本格的に実施している。小学校は学年、中学校は学級を分割し、5月の登校回数は小・中学校いずれも5回。学校給食は7日から提供している。

 妹背牛町では、小・中学校ともに7日から分散登校を行い、5月の登校回数は小学校4~6回、中学校は7回。小学校は1・6年生を優先して登校させる。人数の多い学級は、体育館などの大きな部屋で実施する。きょう21日と28日に給食を提供する。

 秩父別町では、7日から分散登校を開始。学年ごとに分割するほか、20人以下の学級は通常どおり登校する。5月の登校回数は小・中学校いずれも7回で、学校給食は26日から。

 雨竜町では、7日から分散登校を開始。小・中学校併設の校舎であり、小学生と中学生が交互に登校する。5月の登校回数は12日間で、7日から学校給食を提供。

 北竜町では、7日から授業を含めた分散登校を実施している。児童生徒数の多い学年は、体育館などの場所で授業を実施。登校回数は小・中学校いずれも8回。給食は25日以降に提供する。

 沼田町では、小・中学校いずれも7日から分散登校を開始。登校回数は小学校9回、中学校10回。25日から学校給食を提供する。

(コロナウイルス関連 2020-05-21付)

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