道教委　授業改善チーム全道研修　効果的推進へ事例発表　１００人参加　ポイント理解

（道・道教委 2020-05-27付）

　道教委は２２日、遠隔システムで道庁別館と各教育局をつなぎ、令和２年度学力向上推進事業授業改善推進チーム全道研修会を開いた。授業改善推進教員の役割に関する説明や事業の効果的な推進方法についての事例発表などを実施。各学校の授業改善推進教員など、約１００人が参加し、事業の趣旨や授業改善のポイントなどについて共通理解を図った。

　研修会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、道庁別館と各教育局を遠隔システムでつないで実施。各学校の授業改善推進教員や各教育局・市町村教委の指導主事など約１００人が参加した。

　はじめに、義務教育課の丸山敏儀主任指導主事が授業改善推進教員の役割などについて説明。事業の趣旨や推進チームの主な業務を解説した上で、授業づくりの基本の５つの視点として、①身に付けさせたい力を明確にした単元づくり②ねらいから、まとめ・振り返りまでの１単位時間のデザイン③すべての児童生徒の学習を深める授業技術④すべての児童生徒が落ち着いて取り組める学習環境⑤学びに主体性をもたせる家庭学習―を示した。

　また、チャレンジテストを活用した授業改善に取り組む七飯町推進チーム、家庭学習と関連した授業改善を進める釧路市推進チームの取組を紹介した。

　このあと、「事業の効果的な推進方法について」をテーマに事例発表。大空町立女満別小学校の上野さえ子教諭、大空町立東藻琴小学校の尾中基浩教諭、網走市立南小学校の今井由香教諭が「推進教員通信や学級担任との連携による授業改善の取組」、旭川市立近文小学校の谷口収教諭が「配置校における校内研修および授業改善のポイント」と題して発表した。

(道・道教委 2020-05-27付)