石狩局独自　ＩＣＴ活用教育研修会　指導助言へ理解深める　アプリケーション実演など

（道・道教委 2020-05-29付）

職員１２人が参加した

　石狩教育局は２６日、道庁別館で局独自の取組としてＩＣＴ活用教育研修会を開いた。東日本電信電話㈱の沖杏奈氏らがＧＩＧＡスクール構想が進む中で使用されるパソコン端末の３つのオペレーション・システム（ＯＳ）について解説。教育用アプリケーションの実演などを通して、参加した職員１２人はＩＣＴ活用教育に関する指導助言の機会の増加に備えた。

　研修会は、ＧＩＧＡスクール構想の取組が進む中で、今後、学校教育指導におけるＩＣＴ活用教育に関する指導助言の機会の増加が予想されることから、実機を用いた研修によって、１人１台パソコン端末、電子黒板、Ｗｅｂ会議システムについての理解を深めることが目的。

　東日本電信電話の沖氏らが「ＧＩＧＡスクール構想におけるパソコン端末の３種類のＯＳについて」をテーマに説明。①Ｗｉｎｄｏｗｓ端末②ｉＰａｄ③Ｃｈｒｏｍｅｂｏｏｋ―の３種類の端末に搭載されるＯＳの特徴について解説した。

　①では、形態、メーカーとも多岐にわたり、様々なニーズに対応していること、既存環境との適合性が高いことを強調。Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ社の教育機関向けクラウドサービスＯｆｆｉｃｅ　３６５　Ａ１が無償提供されていることを紹介。

　②では、手軽さや視覚的に操作できる特徴を提示。アプリケーションが豊富に用意されていることや、キーボードなどを付属し、用途に合わせて利用可能であることを伝えた。

　③では、端末にデータが残らずすべてブラウザでアプリケーションへアクセスすることから、運用保守にかかる手間を軽減できることを説明。Ｇｏｏｇｌｅ社が教育機関向けに提供しているアプリケーションＧ　Sｕｉｔｅ　ｆｏｒ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎが無料で利用できることを伝えた。

　続いて、Ｇ　Sｕｉｔｅ　ｆｏｒ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎの１つであるＣｌａｓｓｒｏｏｍの操作を実演。練習問題等の作成が容易であることなどを示した。

　このあと、シスコシステムズ合同会社の家入健太氏が「電子黒板およびＷｅｂ会議システムについて」と題して説明した。

(道・道教委 2020-05-29付)