札幌市教委　主幹教諭の配置状況　本年度新たに清田高へ　小学校３６人、中学校３７人

（市町村 2020-06-05付）

札幌市立学校校種別主幹教諭配置人数の状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、市立小・中学校における主幹教諭の配置状況をまとめた。本年度は新たに市立札幌清田高校に１人配置。平成２２年度から配置している小・中学校では、小学校が前年度より４人多い３６人、中学校が同数の３７人だった。

　市は、校長のリーダーシップのもと、様々な教育課題に迅速かつ組織的に対応するに当たって必要とする学校の組織運営および指導体制の充実を図るため、２２年度から小・中学校に主幹教諭を配置。配置人数は年度ごとに増員している。

　学校体制の充実を図る目的や、主幹教諭配置に伴う文部科学省からの加配措置が増えたことなどから、平成２５年度からは大きく増員した。

　本年度は、市立清田高１校が学級減によって副校長の配置がなくなったことで、管理職の業務負担軽減への対応として主幹教諭を配置した。

　市教委は主幹教諭配置によって期待できる効果として「学校体制の充実によって、校長や教頭の負担軽減が図られるとともに、諸課題に対して円滑できめ細かな対応が可能となる」「主幹教諭の立場で学校運営に携わる経験を積むことによって、管理職に求められる能力の習得など、将来的な人材育成につながる」などと話している。

(市町村 2020-06-05付)