網走養護　遠隔システム活用　他校との交流機会設定　白糠養護と合同初任研

（コロナウイルス関連 2020-06-18付）

合理的配慮などに関する講話などを行った

　【網走発】網走養護学校（上村喜明校長）は８日、遠隔システムを活用して白糠養護学校（仲條正輝校長）と合同で初任段階教員研修（１年次）の学校計画研修を行った。肢体不自由教育の専門性や合理的配慮などに関する講話などを行い、他校の教諭と交流する機会を設定した。

　新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、初任段階教員研修における道教委計画研修の多くがオンデマンド形式に変更され、初任者が他校の同期と顔を合わせる機会が少ない。仲條校長が「少しでも同期の仲間と顔を合わせ、話し合うことができれば」と合同リモート研修の開催を提案。網走養護がその思いに共感し、取組が実現した。

上村校長が講師を務め、肢体不自由教育の専門性や合理的配慮、教員として必要な服務規律の順守について講話などを行った。

　初任者の一人は「研修の中で自分の考えを述べることはもちろん、ほかの学校の初任者の先生の考えを聞けたことがよかった」と話した。

　次回は２４日に実施予定。仲條校長が講話するほか、授業づくりや教材・教具など初任者同士で悩みなどを相談する時間を設定する。

網走養護では「今回の取組をきっかけに、遠隔システムを活用し、研修のほかに授業交流等にもつなげたい」としている。

(コロナウイルス関連 2020-06-18付)