コロナで活躍機会失った生徒へ　部活動の代替大会検討　活動記録作成も　２定道議会

（コロナウイルス関連 2020-06-22付）

　道教委の小玉俊宏教育長は１９日の２定道議会一般質問で、新型コロナウイルス感染症の影響で活躍の機会を失った生徒のため、部活動の代替大会の実施や活動記録の作成を検討する考えを示した。鈴木直道知事は、代替大会に「北海道知事賞」を設ける考えを表明。今後、各競技団体を通じて道内の各中学・高校などに周知する見通し。加藤貴弘議員（自民党・道民会議）の質問に応えた。

　新型コロナウイルス感染拡大を受け道高校体育連盟は、慎重に検討を重ねた上で、今夏の全道大会の開催中止を決定。

　２日の道議会文教委員会で志田篤俊教育部長は、代替大会の実施の可能性も含めた生徒の活躍の機会の創出を検討する考えを示していた。

　１９日の２定道議会一般質問で小玉教育長は、道内の新型コロナウイルスの感染状況や今後の学校における教育活動の状況を踏まえ「教育団体やメディア、企業等と連携を図りながら、代替大会の実施やこれまでの活動記録の作成など、生徒たちの躍動する姿と努力の軌跡を道民と共有できる機会の創出に向けて検討していく」と答弁。

　鈴木知事は、活躍の場を失った生徒のために、オリンピアン、パラリンピアンなどとの交流機会の創出や、代替大会に「北海道知事賞」を設ける考えを示した。

　また、「今後、再開する選手強化の取組の支援や国の支援制度の活用などを通じて、こうした厳しい状況下でもスポーツをする喜びや見る感動を道民の皆さんと共有できるよう、積極的に取り組んでいく」と答弁した。

(コロナウイルス関連 2020-06-22付)