道立図書館　コロナ対策徹底し再開　自習可能な多目的室設置　一層のサービス向上目指す

（コロナウイルス関連 2020-06-19付）

エントランスに立ち、感染症対策を呼びかける職員

　道立図書館は、新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながら、閲覧など通常の利用者サービスを提供している。本年度は、館内の一部をリニューアル。北方資料室の移転に伴い、自習や展示スペースとして活用できる多目的室を新設したほか、近隣施設のパンフレット展示スペースを設けるなど、さらなる利用者サービスの向上を目指している。

　同館は、新型コロナウイルス感染防止のため４月１８日から臨時休館。５月２６日から来館者向けサービスを一部制限して開館し、３日からは制限を緩和して閲覧サービスも含めた再開を果たした。

　感染予防のため、エントランスホールでは職員が立ち、来館者一人ひとりにマスク着用やアルコール消毒を呼びかけ。検温や入館者記録を行うなど、対策を徹底。

　この春には、道立文書館が図書館の敷地内に移転し、図書館の北方資料室との複合施設としてオープン。これに伴い、中２階の旧北方資料室が多目的室に生まれ変わった。窓際の席には電源も用意されており、自習スペースとして利用できるほか、今後は児童生徒の作品展示スペースとしての活用も予定している。

　多目的室へと続く階段には、かるちゃるｎｅｔ（＝文化施設連絡協議会。新札幌から江別市にかけてのエリアにある博物館や水族館、図書館などのネットワーク）の各施設のパンフレット展示棚を新設。各施設への来館を呼びかけている。

　本年度は利用案内のパンフレットも刷新。カラー刷りとし、移転した北方資料室、新設された多目的室の紹介なども新たに掲載している。

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新設した多目的室

(コロナウイルス関連 2020-06-19付)