道警２年度非行防止教室　時間短縮、音声教材も　高校・特別支援にも対応

（道・道教委 2020-06-23付）

　道警は本年度、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点を踏まえた非行防止教室等を実施する。複数の教室を同一時間で行うための時間を短縮するほか、校内放送を活用した非行・犯罪被害防止教室では作成済みの音声教材を用意。従来の小・中学校以外に高校・特別支援学校でも可能な限り対応する。学校のニーズに対応していく考えで、管轄の警察署に問い合わせるよう求めている。

　臨時休業による授業時数の確保、感染防止対策の必要性から、各学校で非行防止教室や薬物乱用防止教室の開催日・開催方法を調整する必要性が生じていることを踏まえた措置。

　児童生徒と警察官による校内放送を全教室に配信する小・中学校の校内放送を活用した非行および犯罪被害防止教室では、警察官が学校を訪問する必要がないよう、新たに音声教材を作成。教員と警察官が電話でやりとりした音声教材を作成することも可能とする。加えて、高校・特別支援学校から依頼があった場合も可能な限り対応する。

　教室内の講話・チーム・ティーチング方式による不審者対応訓練、防犯教室、非行防止教室などの実施に当たっては、時間を短縮して複数の教室を同一時限内で行う。

　道警は、学校のニーズに対応していく考えで、管轄の警察署への問い合わせも呼びかけている。

　少年の健全育成を図る上で重要な取組であるとし、多くの学校での実施を期待している。

(道・道教委 2020-06-23付)