道教委ネイパル管理目標達成評価　深川と足寄ＡＡに　他の４施設も水準満たす

（道・道教委 2020-06-24付）

　道教委は、道立青少年体験活動支援施設ネイパルの令和元年度管理の目標達成評価結果をまとめた。深川と足寄において、評価採点で合計１２・０点を獲得し、総合評価「ＡＡ」を達成。他の４施設においても、達成水準を満たす「Ａ」評価を達成した。体験活動プログラムの実施・普及、安全管理と運営能力の向上の２区分５項目については、いずれも全施設で最高評価を獲得した。

　指定管理者制度を導入している砂川・深川・森・北見・足寄・厚岸のネイパル６施設における調査結果をまとめたもの。「利用促進」「体験活動プログラムの実施・普及」「安全管理と運営能力の向上」の３区分８項目で評価している。

　各評価項目で定める評価採点の合計値によって、「ＡＡＡ」（非常に適切な管理運営）、「ＡＡ」（十分に達成水準を満たしている）、「Ａ」（達成水準を満たしている）、「Ｂ」（達成水準を満たしていない）、「Ｃ」（不適切な管理運営であり、道が改善指示を行う）の５段階で評価。評価点の合計１４点以上が「ＡＡＡ」、１２～１４点未満が「ＡＡ」、１０～１２点未満が「Ａ」、７～１０点未満が「Ｂ」、７点未満が「Ｃ」と定めている。

　区分「利用促進」のうち、年間宿泊室稼働率は、深川が６３・０％で最高評価３点を獲得。次いで、足寄が５８・０％、砂川が５７・６％、厚岸が５７・４％で２点、森が５１・２％、北見が５０・５％で１点だった。

　平成２３～２８年度の平均をもとに各施設ごとに設定している宿泊利用者の延べ人数は、全施設が目標人数を達成できなかった。一方、２６～２８年度の平均をもとに設定している日帰り利用者は、全施設で目標人数を達成した。

　体験活動プログラムの実施・普及のうち、主催事業の実施回数は、足寄の４４回をはじめ、厚岸の３３回、北見の２８回など、全施設で目標値を上回った。

　また、アウトリーチ事業の実施回数も深川の４６回をはじめ、全施設で目標値を超えた。

　安全管理と運営能力の向上のうち、利用者満足度の向上では、「満足」「やや満足」と回答した割合の目標値を９割に設定。全施設で目標値を上回った。

　これらの結果、深川、足寄で総合評価「ＡＡ」評価の１２・０点を獲得。砂川、森、北見、厚岸においても総合評価「Ａ」を達成した。

(道・道教委 2020-06-24付)