道教委ＳＮＳ活用相談　チャットで悩みに対応　札幌市除く公立高校生等対象

（道・道教委 2020-06-23付）

　道教委は２２日、「ほっかいどうこどもライン相談」を開設した。実施期間は、令和３年３月２９日までの毎週月曜日と、８月１７～３１日、３年１月１５～２９日のそれぞれ約２週間。対象は、札幌市を除く公立高校および道立中等教育学校後期課程の生徒で、いじめを含む様々な悩みに対し、専門相談員による相談をチャット形式で受け付ける。

　道教委は、平成３０年度から道立高校生を対象に、ＳＮＳを活用した相談窓口「高校生のためのどさん子ほっとＬＩＮＥ」を開設。昨年３月１１～２０日には、日高・檜山・留萌・宗谷・オホーツク・十勝・根室管内の公立中学生、胆振東部５市町（苫小牧市、白老町、安平町、厚真町、むかわ町）の中学生・高校生を対象に相談窓口を開き、いじめ、不登校、家庭内での悩みなどの相談をチャット形式で受け付けた。

　本年度は、ほっかいどうこどもライン相談として、８月１７～３１日、３年１月１５～２９日の長期休業期間後の約２週間に加え、２２日から通年で毎週月曜日の午後４～９時の時間帯で受け付ける。

　スマートフォン等からＳＮＳ（ＬＩＮＥ）上の相談窓口にアクセス。専門相談員が様々な相談に対応する。

　相談内容については、プライバシーを厳守。ただし、相談者を守るため、相談者の生命、身体などの安全が害される恐れのある場合や、相談者に関連して犯罪行為が行われている疑いがある場合は、学校や関係機関と情報共有しながら対応する。

　なお、開設期間中においても、道子ども相談支援センターによる電話やメールでの相談をこれまで同様に受け付けている。

　道教委は、各学校を通じて「ＬＩＮＥによる相談窓口周知利用カード」を配布し、積極的な活用を呼びかけている。

(道・道教委 2020-06-23付)