2定道議会補正案の教育関連事業
(道・道教委 2020-06-24付)

 道が令和2年度第2回道議会定例会に提案する補正予算における教育関連の主な事業はつぎのとおり。

【児童相談所相談体制強化事業費】(新規)=2152万円

 児童相談所における子どもの安全確認体制の強化および感染症対策を講じた相談支援環境の整備。

▼人員配置=1761万円―会計年度任用職員10人(8児相2分室に各1人)

▼環境整備=390万円―オンライン相談体制の構築(タブレット購入、通信費等)

【教育旅行支援事業費】(新規)=11億8669万円

 「新北海道スタイル」に対応した教育旅行の実施に必要な経費。

▼バス追加借り上げ支援=6億7942万円―通常1クラス1台のバスを2台に増やして道内で実施する教育旅行

▽対象経費=2台目の利用にかかるバス借上料

▽上限額=1台1日当たり14万円

▼宿泊部屋数増への支援=4億2270万円―1部屋当たりの宿泊人数を減らして道内で実施する教育旅行

▽対象経費=部屋数増に伴う増加経費

▽上限額=1人1泊当たり3000円

▼事業運営=8456万円―人件費など

【学習指導員等配置事業費】=15億6944万円(現計予算額1億4144万円)

 教員の業務負担軽減のため、学習指導員およびスクール・サポート・スタッフを配置。

▼学習指導員=公立8億7296万円、私立6900万円

▽対象校=公立・私立の小・中学校、高校、特別支援学校

▽学校数=公立1548校、私立69校

▼スクール・サポート・スタッフ(公立)=6億2747万円

▽対象校=6学級以上の小・中学校、特別支援学校

▽学校数=868校

【学校教育活動再開支援事業費】(新規)=7億8300万円

 道立学校における感染症対策と学習の保障の両立に向けた取組に要する経費。

▼対象校=道立学校(高校等195校、特別支援学校66校)

▼内容

▽感染症対策=保健衛生用品(消毒液、フェイスシールド等)、換気対策備品(サーキュレーター等)

▽学習の保障=家庭学習用教材・書籍等、空き教室を活用する際に必要な備品等

【部活動全国大会代替地方大会開催等支援事業費】(新規)=4412万円

 感染症発生によって中止となった部活動の全国大会にかかる代替大会の開催支援や記録会等を実施。

▼代替大会開催に対する支援=3700万円

▽対象競技=27競技(陸上、水泳、バレーボール、ソフトテニス、サッカー、弓道など)

▽実施主体=各競技団体、各地区体育連絡協議会

▽内容=代替大会の運営経費、感染症防止対策経費等に対する補助

▽上限=1大会100万円

▼記録会・パネル展等の開催=712万円

▽対象競技=6競技(ラグビー、相撲、柔道、剣道、レスリング、ボクシング)

▽実施主体=道

▽内容=記録会(各選手の技術・技量を測定する記録会を実施)、パネル展・記録映像(各部活の活動を映像やパネルにまとめ、保護者などに公開)

【オンライン学習導入モデル事業費】(新規)=1014万円

 ICTを活用したオンライン学習の効果的指導方法を確立するためのモデル実証。

▼事業内容=オンライン学習における機器活用方法・指導方法の実証および取組内容や成果などの道内への波及

▼実施校=8校(児童生徒のICT環境が比較的整っていて、意欲的な学校)

▼内容=端末代・通信料(ICT環境が未整備の家庭に対して端末等を貸与)

【公立高校等就学支援事業費】=1億3051万円

 高校生等の家庭でのオンライン学習を支援するため、低所得世帯に対し、奨学のための給付金を支給する。

▼対象世帯=個人住民税所得割額の非課税世帯と認められる世帯

▼対象経費=授業料以外の教育に必要な経費(通信費等)の追加

【特別支援学校管理費(特別支援学校スクールバス感染症対策事業費)】=1億2147万円

 特別支援学校のスクールバスにおける感染リスクを低減させるため、バスを増便する。

▼便数=11校24便

▼事業内容=乗車率の高いバスを増便

▼期間=7ヵ月(8月以降分)

【教育指導費(幼児教育の質の向上のための環境整備事業費)】=2250万円

 公立幼稚園が行う感染防止対策に要する経費の一部を助成する。

▼対象

▽マスクや消毒液等の購入経費

▽電話連絡や家庭訪問にかかる通信費や旅費等の経費

▼積算方法=45園×50万円

(道・道教委 2020-06-24付)

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