枝幸小 働き方改革推進事業実施計画 時間外 月平均34時間に 進ちょく確認し達成目指す(学校 2020-06-29付)
【稚内発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた枝幸町立枝幸小学校(桜井和則校長)の実施計画がまとまった。校務支援システム導入などによって、在校等時間から所定の勤務時間を除いた時間を教員一人当たり月平均34時間とする目標などを設定。毎月、計画の進ちょく状況の確認や検証を進めながら、各項目の目標達成を目指していく。
実施計画はつぎのとおり。
≪推進地域の取組≫
【市町村アクション・プランに掲げる取組の推進】
▼具体的な取組
▽4月から導入しているタイムレコーダーを活用し、教育職員の出退勤を客観的に把握する
▽ストレスチェックの実施(年2回)
▼到達目標
▽学校が目標とする「在校等時間―所定の勤務時間(教員一人当たりの月平均)34時間」を達成する
▽高ストレス者をゼロに
▼成果の検証方法
▽記録を電子データで出力し、時間外勤務時間数を把握し、一部の教育職員に偏っていれば仕事内容を適切に割り振るよう管理職へ指導する
▽ストレスチェックの結果を用いて管理職に聞き取りするなどし原因を調査する
【北海道アクション・プランに掲げる目標達成のための環境整備】
▼具体的な取組
▽特別支援教育支援員(町単費)の増員
▽スクールサポートスタッフの配置(道費)
▼到達目標
▽校務に要する時間および会議時間等を短縮し、学校が目標とする時間を達成する(教育職員一人当たりの月平均を34時間にする)
▼成果の検証方法
▽管理職に会議の開催時間について記録をとってもらい、1年間でどの程度、短縮されているか検証する
【成果の把握、検証および各種研修会での普及】
▼具体的な取組
▽取組および成果について、校長会および教頭会において定期的に報告する
▼到達目標
▽取組内容および成果を報告することで、他校においても取り入れやすくし、働き方改革を普及させる
▼成果の検証方法
▽報告した取組の活用状況、進ちょく状況について、他校の管理職から聞き取る
≪目指す学校の姿≫
▼目標
▽学校全体で業務改善に取り組み、教職員一人ひとりがライフワークバランスを考えることで教師力向上を行い、創造性あふれる教育活動ができるようにする
▼成果の検証方法
▽学校評価(12月)で高評価3P以上
≪推進校の必須取組≫
※校務支援システム導入の学校
【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽印刷作業の効率化(30分/週)
▽教材づくりの効率化(10時間/年)
▽宿題指導の工夫(15分/日)
▽採点方法の工夫(3時間/学期)
以上、スクールサポートスタッフの活用。
▽校内研修の見直し(10時間/年)
▽職員会議の効率化(10時間/年)
▽マイ記念日を設定し、年休消化率を上げる
▼到達目標
▽在校等時間―所定の勤務時間(教員一人当たりの月平均)を34時間とする
▽年休申請日を15日以上に
【すべての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録】
▼具体的な取組
▽タイムレコーダーを活用し、客観的に計測・記録
▼到達目標
▽在校等時間―所定の勤務時間(教員一人当たりの月平均)を34時間に
【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組を含む)を実施】
▼具体的な取組
▽通知表「あゆみ」の作成を1学期と3学期に行い、2学期は市販の学習評価プログラムを用いる
▼到達目標
▽7月と12月の在校等時間―所定の勤務時間(教員一人当たりの月平均)を1時間減らす
≪推進校の選択取組≫
【若手教員への支援・優れた教材や指導案等の蓄積を共有した支援】
▼具体的な取組
▽OJT研修を行うことによって、授業づくりや生徒指導にかかわるこつなどを伝授
▼到達目標
▽在校等時間―所定の勤務時間(教員一人当たりの月平均)を34時間に
【学校の組織運営に関する見直し・学校に設置されている委員会等について、合同設置や構成員の統一】
▼具体的な取組
▽校務分掌の見直しを図り、業務の平準化を行う
▽教務部と研修部を教務研修部として業務を行う
▼到達目標
▽在校等時間―所定の勤務時間(教員一人当たりの月平均)を34時間に
【働き方改革を進めるに当たり、管理職と連携しながら学校の中核となるリーダー教員を育成】
▼具体的な取組
▽企画委員会(管理職+分掌部長)を行い、情報を整理することで、報告書・提出物を減らし、調整のための会議を減らす方策を考えさせることで、ミドルリーダーとしての自覚を高める
▼到達目標
▽在校等時間―所定の勤務時間(教員一人当たりの月平均)を34時間に
≪推進校における事業スケジュール≫
▼4月
▽働き方改革推進事業の数値目標の設定と職員会議での説明
▽人事評価シートに働き方改革について学校設定項目を作成し、各自記入
▽タイムレコーダーを活用して、自己の働き方について客観的に見直す
▼5月
▽スクール・サポート・スタッフを活用した取組
▽人事評価制度の期首面談
▽タイムレコーダーを活用して、自己の働き方について客観的に見直す
▼6月
▽スクール・サポート・スタッフを活用した取組
▽タイムレコーダーを活用して自己の働き方について客観的に見直す
▼7月
▽スクール・サポート・スタッフを活用した取組
▽1学期の校務分掌の見直し
▽タイムレコーダーを活用して自己の働き方について客観的に見直す
▼8月
▽スクール・サポート・スタッフの活用
▽タイムレコーダーを活用して自己の働き方について客観的に見直す
▼9月
▽スクール・サポート・スタッフの活用
▽タイムレコーダーを活用して自己の働き方について客観的に見直す
▼10月
▽スクール・サポート・スタッフの活用
▽タイムレコーダーを活用して自己の働き方について客観的に見直す
▼11月
▽スクール・サポート・スタッフの活用
▽タイムレコーダーを活用して自己の働き方について客観的に見直す
▼12月
▽スクール・サポート・スタッフの活用
▽校務分掌の見直し
▽タイムレコーダーを活用して自己の働き方について客観的に見直す
▼3年1月
▽スクール・サポート・スタッフの活用
▽タイムレコーダーを活用して自己の働き方について客観的に見直す
▼2月
▽スクール・サポート・スタッフの活用
▽人事評価シートの入力(自己評価)と期末面談
▽タイムレコーダーを活用して自己の働き方について客観的に見直す
▼3月
▽スクール・サポート・スタッフの活用
▽タイムレコーダーを活用して自己の働き方について客観的に見直す
▽校務分掌の見直し
▽働き方改革推進事業のまとめ
(学校 2020-06-29付)
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