新十津川農高で地元建設業者　構内道路舗装し整備　作業員に感謝し業界理解

（学校 2020-06-30付）

生徒たちは作業の様子を興味深そうに見つめていた

　【岩見沢発】新十津川農業高校（仲川敏幸校長）で２４日、町内に工事事務所とアスファルトプラントを構える極東建設㈱が、社会貢献活動の一環として舗装のボランティア作業を実施した。生徒は作業員に感謝の思いを込めるとともに、建設業への理解を深めた。

　極東建設は、公営住宅の除雪や区画線等補修、清掃活動のボランティア、交通安全啓発活動など各地域で積極的に社会貢献活動を展開。新十津川町内でも「世話になっている地域のために」と様々な活動を行っている。

　同校とは、インターンシップ受け入れや、ことしの卒業生が極東建設に入社したことなど、普段から交流を続けている。新型コロナウイルスの関係で不安な日々を過ごす生徒たちを勇気づけようと、環境整備を行うことにした。

　作業個所は、校舎と実習施設を結ぶ延長約１３０㍍、幅員４㍍の構内道路で、大型重機を用い路盤を丁寧に整正したあと、４㌢㍍の厚さで舗装。生徒たちは、汗だくになりながら作業を続ける職員に感謝の思いを込めながら、作業の様子を見守っていた。

　古川廣伸社長は「生徒たちに少しでもよい環境の中で学んでもらいたいと考えた。我々の仕事への理解を深めてもらうきっかけになれば」と話していた。

(学校 2020-06-30付)