札幌国際情報高「日露文化交流」 ロシア人から文化学ぶ ビデオ会議システム活用(学校 2020-06-30付)
札幌国際情報高校(阿部穣校長)は24日、同校でビデオ会議システムZoomを使った日露文化交流オンライン事業を行った。ノボシビルスク市シベリア・北海道文化センター主任専門官のリュドミーラ・ミロノヴァさんがインターネットを通してロシア文化を講義。受講した生徒は、ICTを用いた交流について「対面よりも緊張せず、自分のペースでしっかり理解できる」と話した。
事業は、新型コロナウイルス感染症によって海外への渡航が困難であることから、インターネットを通してロシアの文化への理解を深めることが目的。6月から9月までの4ヵ月にわたり、月に1回、シベリア・北海道文化センターの職員によるロシア文化の講義をZoomで行う。講義は日本語で実施し、1回約30分程度。後日、シベリア道ノボシビルスク文化センターのYouTubeチャンネルで配信する。
講義は放課後に同校の1・2年生を対象に実施。事前にZoomミーティングIDとパスワードを希望生徒に伝え、学校のタブレット端末や自宅のデバイスから視聴可能とした。
同センター主任専門官のミロノヴァさんがロシアの昔話について講義。同校の生徒64人が受講した。
ミロノヴァさんは昔話について民族の伝統的な価値観が様々な形で表れていることを強調。義母と異母姉妹にいじめられている少女・ワシリーサが亡き母にもらった人形の力で、窮地を脱するロシアの昔話『うるわしのワシリーサ』を紹介した。
ミロノヴァさんは、絵本のイラストを交えながら物語の中にあるスラブ文化特有の価値観などについても伝えた。
講義を受けた生徒は「画面越しだと対面よりも緊張せず、自分のペースでしっかり理解できる」「相手の顔が見えて安心感がある。ロシアの人に文化を教えてもらう貴重な機会だと思う」などと話していた。
(学校 2020-06-30付)
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