白糠養護・網走養護が合同で　実態把握について学ぶ　遠隔システムで初任研

（学校 2020-06-30付）

仲條校長が約１時間にわたり講義した

　【釧路発】白糠養護学校（仲條正輝校長）は２４日、遠隔システムを使用して網走養護学校（上村喜明校長）と合同研修を行った。道教委の初任段階教員研修１年次の一環として行ったもの。仲條校長が講師を務め、児童生徒の実態把握について講義した。

　同校が網走養護とリモート研修を行うのは２回目となる。

　今回、仲條校長が「児童生徒の実態把握について」をテーマに約１時間にわたり講義。児童生徒の的確な実態把握が、学習内容や手立てを明らかにすること、個別の教育支援計画や個別の指導計画の作成につながることについて、肢体不自由教育の専門性や過去の事例を交えながら説明した。

　初任者からは「障がいに関する専門書を読んだり、保護者や関係者からの情報を得たりして、児童生徒の実態を把握する大切さが分かった」「講義の中で初任者同士で考えを出し合い、様々な見方や考え方を知り、勉強になった」などの感想が挙がった。　

講義終了後、教員同士で、退勤時間やコロナ禍におけるストレス解消法等について情報を交換した。

　今後、遠隔システムを使用し、初任段階教員研修１年次同士の情報交換会や、ほかの年次の初任段階教員研修の実施を検討している。

(学校 2020-06-30付)