伊達市関内小 働き方改革実施計画 職員室整備やICT活用 7月からプロジェクトチーム(学校 2020-07-01付)
【室蘭発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた伊達市立関内小学校(三品辰雄校長)の実施計画がまとまった。現在、集計ツールによる勤務状況の分析・共有化を行っており、7月からプロジェクトチーム活動を始動。教材・教具や職員室環境の整備、ICTの有効活用などの業務改善に取り組む。また、教職員ワーク・ライフ・バランス(以下、WLB)アンケートを活用し、成果の分析や共有化を行う。
実施計画はつぎのとおり。
◆推進地域における取組
【市町村アクション・プランに掲げる取組の推進】
▼具体的な取組
▽調査業務等の見直し
▽学校行事の精選・見直し
▼到達目標
▽市教委実施の調査件数の5%以上の削減
▽全市立学校における学校行事の精選・見直しの実施
▼成果の検証方法
▽前年度との比較分析
▽各校への確認
【北海道アクション・プランに掲げる目標達成のための環境整備】
▼具体的な取組
▽学校サイボウズ(グループウェア)の有効活用(在校等時間のより客観的な計測の検討含む)
▼到達目標
▽出勤時のログイン100%およびファイル管理システム等の有効活用
▼成果の検証方法
▽各校への確認
【成果の把握、検証および各種研修会での普及】
▼具体的な取組
▽出退勤管理システムによる在校等時間の推移の把握
▽教職員WLBアンケートの実施
▽校長会および教頭会で成果を報告
▼到達目標
▽在校等時間の推移およびアンケート結果を分析し、成果を発信する
▼成果の検証方法
▽全市立学校の取組状況の把握
◆目指す学校の姿
▼目標
▽教員一人ひとりが子どものために費やす時間を増やすため、ワークライフバランスと業務改善による環境づくりを意識し、効果的で質の高い教育活動を持続的に実施できる学校
▼成果の検証方法
▽教職員WLBアンケートの分析、学校職員人事評価シート
◆推進校の必須取組
【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽スクール・サポート・スタッフの効果的な活用による授業の準備、後片付けの効率化
▽通知表作成の負担軽減(所見欄の表記の省略化等)
▽学級経営案作成の効率化
▼到達目標
▽プロジェクトチームを結成し、手引きに掲げる取組を3点以上実施する
【すべての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録】
▼具体的な取組
▽勤務管理表による記録(学校サイボウズの活用検討含む)
▼到達目標
▽1ヵ月の時間外勤務時間を45時間以内とする。集計ツールによる分析と共有化
【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組を含む)】
▼具体的な取組
▽業務効率化を目的としたICTの活用に関する研修会の実施
▼到達目標
▽教職員WLBアンケート結果の分析、職員の満足度80%以上
◆推進校の選択取組
【北海道アクション・プランに掲げる取組】
▼具体的な取組
▽教員と事務職員との役割分担の見直し
▽事務職員の主体的な学校運営への参画
▼到達目標
▽教員が担当する業務のうち、より事務職員の専門性を生かせる業務の洗い出しと移行
【北海道アクション・プランに掲げる取組】
▼具体的な取組①
▽学校行事の精選・見直し
▼到達目標①
▽運動会、学芸会の取組時間の30%以上の削減
▼具体的な取組②
▽地域との協働による学校を応援・支援する体制づくりの推進
▽学校支援ボランティアの積極的活用(体力づくり、図書、清掃など)
▼到達目標②
▽教職員WLBアンケートと学校評価結果の分析
◆推進校における事業スケジュール
▼5月
▽働き方改革推進事業方針の提示
▽手引きRoadの理解
▽教職員の面談(学校職員人事評価シートの活用)
▼6月
▽教職員WLBアンケートの実施
▽コアチームの選出
▽第1回コアチーム会議の開催
▼7月
▽第2回コアチーム会議の開催
▽キックオフミーティングの開催
▽プロジェクトチーム活動開始(3チーム)
▼8月
▽第3回コアチーム会議の開催
▽第1回ICT活用研修会(エクセルの活用)
▼9月
▽第4回コアチーム会議の開催
▽短期的成果の共有(職員会議等)
▼10月
▽第5回コアチーム会議の開催
▼11月
▽第6回コアチーム会議の開催
▼12月
▽第7回コアチーム会議の開催
▽第2回ICT活用研修会(エクセルの活用)
▼3年1月
▽第8回コアチーム会議
▼3年2月
▽教職員WLBアンケートの実施
▽アンケート結果の分析
▽在校等時間の推移の把握・分析
▽第9回コアチーム会議
▼3年3月
▽次年度に向けた成果と課題の整理
▽第10回コアチーム会議
▽教職員の面談(学校職員人事評価シートの活用)
(学校 2020-07-01付)
その他の記事( 学校)
美瑛小 働き方改革実施計画 「時間短縮」 70%目標 校務支援システム導入で
【旭川発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた美瑛町立美瑛小学校(北島信校長)は、実施計画をまとめた。校務運営システムの導入によって、通知表業務や教材作成時間が短縮できたとする教員の割...(2020-07-03) 全て読む
札幌市あやめ野小 各教室等に移動式エアコン14台 学習環境高め確かな育ちを
札幌市立あやめ野小学校(竹村匡史校長)は本年度、児童の学習環境形成のため、移動式エアコンを導入した。各クラス2台のほか、特別支援学級と保健室にそれぞれ1台と、計14台配備。室温を下げるほか...(2020-07-03) 全て読む
鶴居小 働き方改革実施計画 地域課題“見える化” 業務合理化し毎月運営委員会
【釧路発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた鶴居村立鶴居小学校(田中敏行校長)は、実施計画をまとめた。アンケートなどを通した地域課題の「見える化」や、事務職員による学校間連携の強化な...(2020-07-02) 全て読む
別海町野付中 働き方改革実施計画 教員の“お膳立て”軽減 部活動一斉休止 月ごと設定
【釧路発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた別海町立野付中学校(飯田雄士校長)は、実施計画をまとめた。年間通して蓄積した「改善アイデア」をリスト化し、その30%の具現化を目指すほか、...(2020-07-02) 全て読む
日高町富川中 働き方改革実施計画 通知表 年2回に削減 給食費徴収業務を簡略化
【浦河発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた日高町立富川中学校(深堀美紀校長)は、実施計画をまとめた。町教委と連携して給食費徴収業務の簡略化を図るほか、通知表を年3回発行から2回に削...(2020-07-02) 全て読む
白糠養護・網走養護が合同で 実態把握について学ぶ 遠隔システムで初任研
【釧路発】白糠養護学校(仲條正輝校長)は24日、遠隔システムを使用して網走養護学校(上村喜明校長)と合同研修を行った。道教委の初任段階教員研修1年次の一環として行ったもの。仲條校長が講師を...(2020-06-30) 全て読む
水産業を担う人材育成 北大と奥尻高が連携協定締結
【函館発】北海道大学大学院水産科学研究院(木村暢夫院長)と奥尻高校(清水信彦校長)は23日、両校の教育の活性化と広く社会貢献し得る人材育成を目的とした高大連携協定を締結した。今後、生徒・学...(2020-06-30) 全て読む
働き方改革推進事業指定校・八雲小 業務区分の明確化必要 30人参加し校内研修開く
【函館発】道教委の働き方改革推進事業の指定校、八雲町立八雲小学校(小野俊英校長)は6月上旬、同校で校内研修を開いた。教職員約30人が参加。渡島教育局の毛利繁和主幹による講話やアンケート結果...(2020-06-30) 全て読む
札幌国際情報高「日露文化交流」 ロシア人から文化学ぶ ビデオ会議システム活用
札幌国際情報高校(阿部穣校長)は24日、同校でビデオ会議システムZoomを使った日露文化交流オンライン事業を行った。ノボシビルスク市シベリア・北海道文化センター主任専門官のリュドミーラ・ミ...(2020-06-30) 全て読む
新十津川農高で地元建設業者 構内道路舗装し整備 作業員に感謝し業界理解
【岩見沢発】新十津川農業高校(仲川敏幸校長)で24日、町内に工事事務所とアスファルトプラントを構える極東建設㈱が、社会貢献活動の一環として舗装のボランティア作業を実施した。生徒は作業員に感...(2020-06-30) 全て読む