札幌市教委　札教研事業　研究期間を１年延長　秋の研究集会等は中止

（市町村 2020-06-30付）

　札幌市教委は、札幌市教育研究推進事業（＝札教研事業）について新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、本年度までの２ヵ年研究を、来年度までの３ヵ年研究に延長する。本年度の秋の研究集会や校内研究推進にかかわる研修会などを中止。来年度の研究集会などは今後の感染状況を踏まえ、開催の可否を検討していく。

　札教研事業について教科等の各研究部は、令和元年度からの２ヵ年で研究を進めている。

　市教委は、４月から６月の研究部会および春の研究集会などの一部を中止。新型コロナウイルス感染症の状況から今後の研究推進が困難と考え、本年度までの２ヵ年研究を、来年度まで１年間延長する。また、全体で集まる秋の研究集会や第７回全市研究部会、校内研究推進にかかわる研修会を中止とした。

　第６回全市研究部会については、７月７日を目途に各研究部で書面会議または資料の共有などでの実施を予定。本年度の事業の見通しを把握するほか、今後の取組について検討する。

　各区での研究部会について集合形式での部会を開催する場合は、感染症対策を徹底するほか、掲示板やメッセージなど遠隔会議システムを用いた取組などを求めている。

(市町村 2020-06-30付)