栗山小 働き方改革実施計画 教員の在校時間可視化 協働可能な業務など検討(学校 2020-07-08付)
【岩見沢発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた栗山町立栗山小学校(長谷川道彦校長)は、実施計画をまとめた。6月1日からカードリーダーを導入し、教員一人ひとりの在校時間の可視化することによって月別目標の達成状況を確認する。また、教職員を対象に働き方に関する意識調査を実施し、その結果を学校運営協議会に示して検討することで、協働が可能な業務や方策等をまとめることなどを盛り込んだ。
実施計画の概要はつぎのとおり。
◆推進地域の取組
【市町村アクション・プランに掲げる取組の推進】
▼具体的な取組
▽学校行事および会議の精選・見直しの推進
▽メールによる連絡対応等の取組
▼到達目標
▽学校における学校行事および会議の精選、見直し
▽時間外勤務の縮減につながった教職員80%
▼成果の検証方法
▽各校への確認
▽前年度との比較分析
▽教職員に対するアンケート調査
【北海道アクション・プランに掲げる目標達成のための環境整備】
▼具体的な取組
▽給食費の公会計化の促進
▼到達目標
▽令和3年度から実施
▼成果の検証方法
▽町教委内部での取組の確認
【成果の把握、検証および各種研修会での普及】
▼具体的な取組
▽カードリーダーを活用した出退勤管理を実施し、在校時間の推移を把握
▼到達目標
▽在校時間の推移を把握し、結果を分析
▼成果の検証方法
▽全町立学校の取組状況の把握
◆目指す学校の姿
▼目標
▽進取のプロの教員集団が同僚性と協働性を発揮するとともに、職員一人ひとりが働き方改革の必要性を理解しその推進に主体的に取り組む学校
▽家庭や地域が学校の働き方改革の取組を理解し、業務の協働に取り組む学校
▼成果の検証方法
▽教職員による学校評価
▽学校関係者評価
▽保護者アンケート
◆推進校の必須取組
※校務支援システム導入の学校、小・中学校ともに1校のみ設置となっている市町村の学校
【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽校務支援システムの効果的な活用による事務処理の効率化
▽学校閉庁日の完全実施
▼到達目標
▽超過勤務となる時間の月別目標の達成
▽出勤する職員ゼロ
【すべての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録】
▼具体的な取組
▽超過勤務となる時間の月別目標の設定
▽カードリーダーによる教員一人ひとりの在校時間の可視化
▼到達目標
▽月別目標の達成
▽年間目標の達成
【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組を含む)を実施】
▼具体的な取組
▽毎月2回の定時退勤日の設定
▽運動会、学芸会終了後の定時退勤週間の設定
▼到達目標
▽全教員の超過勤務となる時間ゼロの実現
◆推進校の選択取組
【メールによる連絡対応等の取組】
▼具体的な取組
▽町教委との連携によって、メールによる連絡体制を確立する
▼到達目標
▽教員の自己評価において「在校時間の縮減につながった」のポイントが3以上
【教育課程の編成~教員の働き方改革に十分配慮した教育課程の編成・実施】
▼具体的な取組
▽令和2年度の各教科等の年間指導計画の評価・改善
▽年度末にまとめて行うのではなく、単元ごとに行う
▽学級担任が1人で行うのではなく、学年で担当教科を分担する
▼到達目標
▽教員の自己評価において「在校時間の縮減につながった」のポイントが3以上
【地域との協働による学校を応援・支援する体制づくりの推進・「基本的には学校以外が担うべき業務」「学校の業務だが、必ずしも教員が担う必要のない業務」「教員の業務だが、負担軽減が可能な業務」について、計画的かつ継続的に学校運営等に参画し協力してもらう取組】
▼具体的な取組
▽職員を対象に働き方に関する意識調査を行い、その結果を学校運営協議会に示して検討の上、協働が可能な業務や方策等をまとめる
▼到達目標
▽協働が可能な業務や方策が1つ以上明らかにできる
◆推進校における事業スケジュール
▼4月
▽校務支援システムの効果的な活用による事務処理
▽各教科等の年間指導計画の評価・改善
▼5月
▽超過勤務となる時間の月別目標の設定
▽カードリーダーによる教員一人ひとりの在校時間の可視化―月別目標の達成状況の確認
▽定時退勤日における一斉退勤
▼6月
▽メールによる連絡体制の確立と運用
▽働き方に関する意識調査
▽運動会終了後の定時退勤週間における一斉退勤
▼7月
▽結果分析
▼8月
▽学校運営協議会に提示、検討
▽学校閉庁日の完全実施
▼10月
▽学芸会終了後の定時退勤週間における一斉退勤
▼12月
▽学校運営協議会で意見集約
▽学校閉庁日の完全実施
▼3年1月
▽学校閉庁日の完全実施
(学校 2020-07-08付)
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