北見市留辺蘂小　働き方改革実施計画　出退勤管理システム活用　ＷＬＢアンケート年２回

（学校 2020-07-06付）

　【網走発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた北見市立留辺蘂小学校（長谷一哉校長）は、実施計画をまとめた。スクール・サポート・スタッフの効果的な活用、出退勤管理システムによる記録、若手教員とベテラン教員のペアによる分掌業務の実施などの取組を推進。また、年２回のワークライフバランス（ＷＬＢ）アンケートの実施・分析を通して、教職員のＷＬＢの実現を目指す。

◆推進地域の取組

【市町村アクション・プランに掲げる取組の推進】

▼具体的な取組

▽定時退勤日を月２回完全実施

▽長期休業期間中における学校閉庁日の設定

▽部活動（吹奏楽部）休養日の完全実施

▼到達目標

▽すべて１００％達成

▼成果の検証方法

▽取組状況の把握

【北海道アクション・プランに掲げる目標達成のための環境整備】

▼具体的な取組

▽スクール・サポート・スタッフの活用

▼到達目標

▽教員の月平均の在校時間を５時間削減

▼成果の検証方法

▽前月との比較分析

【成果の把握、検証および各種研修会での普及】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムによる在校等時間の推移の把握

▽教職員ＷＬＢアンケートの実施

▽中間報告会及び最終報告会の実施

▼到達目標

▽在校等時間の推移およびアンケート結果を分析し、各報告会において成果を発信する

▼成果の検証方法

▽取組状況の把握

◆目指す学校の姿

▼目標

▽教員一人ひとりがワークライフバランスを意識し、誇りとやりがいをもって働くことができ、教員が自らを磨きながら、子どもたちと十分に向き合える環境によって、効果的で質の高い教育活動を持続的に実施できる学校

▼成果の検証方法

▽教職員ＷＬＢアンケートの分析

◆推進校の必須取組

【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ取り組むことが可能なものを主体的に実施】

▼具体的な取組

▽スクール・サポート・スタッフの効果的な活用による印刷、採点業務の軽減、授業準備の補助

▽各学校で作成する書類の工夫

▽事務職員連携

▼到達目標

▽手引に掲げる取組を３点以上実施する

【すべての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムによる記録

▼到達目標

▽１ヵ月の在校等時間から所定の勤務時間を減じた時間を４５時間以内とする。記録の分析と校内での情報共有

【手引に掲載されていない業務改善（すでに実施している学校独自の取組を含む）】

▼具体的な取組

▽若手教員とベテラン教員とで校務を担当。若手教員の育成および分掌内の業務負担軽減

▼到達目標

▽分掌の打ち合わせ時間の短縮化。分掌による各自の負担軽減。分掌計画効率化

◆推進校の選択取組

【教員と事務職員との役割分担の見直し・事務職員の主体的な学校運営への参画】

▼到達目標

▽教頭が担当する調査業務のうち、より事務職員の専門性を生かせる業務の洗い出しと移行

【若手教員への支援・優れた教材や指導案等の蓄積を共有した支援】

▼到達目標

▽メンター制度の活用と日常的な声掛けの促進

◆推進校における事業スケジュール

▼４月

▽働き方改革に関する方針の提示

▼５月

▽働き方改革推進委員会（校務運営委員会）の設置

▽働き方改革推進プランの提示

▽働き方に関する調査

▽教職員面談

▼６月

▽出退勤時間管理システム運用研修

▽キックオフミーティング（働き方改革推進委員会）

▼７月

▽教職員ＷＬＢアンケート①の実施

▽出退勤時間管理システム運用開始

▼８月

▽教職員ＷＬＢアンケート①結果の分析検証

▽長期休業期間中における学校閉庁日の設定

▼９月

▽短期的成果の共有（職員会議等）

▽働き方改革推進委員会前期検証

▽教職員面談

▼１０月

▽管内推進校交流（予定）

▼１２月

▽学校行事スクラップ＆ビルド会議（職員会議等）

▽現在までの実施状況と成果と課題の確認

▽長期休業期間中における学校閉庁日の設定

▼３年１月

▽長期休業期間中における学校閉庁日の設定

▽教職員ＷＬＢアンケート②の実施

▼２月

▽教職員ＷＬＢアンケート②結果の分析検証

▽在校等時間の推移の把握・分析

▽教職員面談

▼３月

▽次年度に向けた成果と課題の整理

(学校 2020-07-06付)