小樽市望洋台中が全校生徒対象に　オンラインで体験授業　基本な使用方法を確認

（コロナウイルス関連 2020-07-10付）

　【小樽発】小樽市立望洋台中学校（伊藤仁弥校長）は６月中旬から下旬の５日間、ウェブ会議システムＺｏｏｍの体験授業を行った。全校生徒を対象に実施。新型コロナウイルス感染症による不測の事態が発生した場合でも、子どもの学びを保障するため、基本的な使用方法を指導した。

　同校は、新型コロナウイルス感染症の警戒レベルが上がり、再度行動自粛が要請されることを想定。生徒が登校できない状況となっても家庭でオンライン授業を行えるよう、生徒にＺｏｏｍの活用を体験的に学ばせる機会を設けた。

　教科は技術で、柴田靖士教諭が指導。各学級の生徒を３分割し、小樽市教委から配備されているタブレット端末を活用した。

　接続先の相手を認識したり、返事をしたりするなどして基本的な使い方を確認。スマートフォンを所持していてもＺｏｏｍの利用は初めてという生徒も多く、興味深そうにタブレット端末を操作していた。

　また、自分の姿が他の生徒にどのように映っているのか心配する生徒もいた。柴田教諭は映像や音声を切断する機能などを分かりやすく指導した。

　伊藤校長は「いつ不測の事態が起こるか分からないので、オンラインのやり取りを体験することは、有意義なのではないか」と話していた。

(コロナウイルス関連 2020-07-10付)