倶知安農高生のプランター 工事現場に彩り添える 業界団体協力 余剰苗用い(コロナウイルス関連 2020-07-09付)
生徒が心を込めて植栽したプランター
【小樽発】倶知安農業高校(近江勉校長)の生徒が育てた花のプランターが、後志管内の工事現場事務所等に設置されている。新型コロナウイルスの影響によって毎年開催している販売会が中止となったことから、小樽建設協会会員企業などが余剰花苗の活用に協力。花々の豊かな彩りは、工事現場のイメージアップに大きな力となっている。
同校は毎年、生徒の学習成果を披露する場として販売会を開催。生産した野菜苗や花苗などを地域住民に提供している。
ことしは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため販売会を中止。生徒は学校外から意見を募集しながら、苗の活用方法を模索してきた。
花苗については町内のJAなど7ヵ所に植栽したものの、約1300株が余剰状態に。こうした状況を受け、建設協会会員企業など19社が協力を申し出た。
取組は、花のプランターを現場事務所や社屋に飾り、イメージアップにつなげようというもの。プランターは4個1組で40組を用意。対応可能数に対して、2倍以上となる人気ぶりだった。
生徒は、マリーゴールドやベゴニア、ナデシコなど、現場事務所のイメージに合った花を植栽。「疲れた体をきれいな花壇を見て少しでも癒してほしい」と、配色にもこだわった。
6月23日と26日に同校のビニールハウスで引き渡した。
プランターは協会員各社の現場事務所や社屋などに設置され、華やかな彩りを添えている。
30日には、建設協会の佐々木徹会長と藤川政士倶知安支所長が同校を訪問。佐々木会長は「生徒が手間暇かけてつくった花を有効活用させていただき、大変ありがたい」と伝えた。
近江校長は「自分たちに何ができるかを考え、呼びかけることで周りの人が助けてくれたり声をかけてくれたりするという経験ができた」と述べ、地域の協力に対し謝意を示した。
(コロナウイルス関連 2020-07-09付)
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