祭り中止で泊小に菓子 「寂しさ紛らせて」と地元企業
(コロナウイルス関連 2020-07-09付)

 【小樽発】泊村立泊小学校(山本康博校長)に3日、地元企業、茅沼建設工業㈱(三宅節雄社長)から菓子が贈られた。新型コロナウイルス感染症の影響で村内の神社祭典が中止となったため企画されたもので、泊小、泊中学校、泊保育所の子どもたちが対象。泊小では代表児童2人が笑顔で菓子を受け取った。

 泊村では毎年、6~7月に5つの神社で神輿渡御、祭典行列渡御が行われ、子どもたちに菓子が配られる。ことしは新型コロナウイルス感染症の影響でいずれも中止となったため、茅沼建設工業は泊保育所の子ども33人、泊小の60人、泊中の39人に菓子をプレゼントした。菓子は村内の3商店から購入し、地域経済にも貢献した。

 当日は、茅沼建設工業の二瓶幸雄専務ら3人が3施設を訪問。

 泊小では、代表して児童会長の木村柚稀さん(6年)と副会長の菅原雫さん(6年)が全員分の菓子を受け取った。

 二瓶専務は「祭りが中止となって子どもたちが寂しい思いをしていると思った。少しでも喜んでくれれば」と話す。平成30年に道の「ほっかいどう未来輝く子育て大賞」を受賞した会社として、子どもが笑顔になる活動を行っていく考えを新たにしていた。

 植田孝一教頭は「楽しみがなくなっても自分たちのことを考えてくれる地域の人がいることを感じてほしい。地域のために自分で行動できることを考えてほしい」と話していた。

(コロナウイルス関連 2020-07-09付)

その他の記事( コロナウイルス関連)

感染防止へマスクを 壮瞥高へ 伊達の建設業者

壮瞥高・マスク寄贈  【室蘭発】壮瞥高校(古谷尚校長)は6月29日、伊達市の北紘建設㈱(笹山智市社長)からマスクの寄贈を受けた。北紘建設が生徒の健康維持と安全・安心のため、依然として希少なマスクを寄贈したもの。...

(2020-07-13)  全て読む

帯広柏葉高に消毒液 地元建設団体 教育活動支援

二建会・アルコール消毒液寄贈  【帯広発】帯広柏葉高校(吉瀬献策校長)は6月29日、帯広二建会からアルコール消毒液の寄贈を受けた。吉瀬校長は「生徒用玄関や体育館など生徒が多く集まる場所に置き、有効に活用させていただく」と...

(2020-07-13)  全て読む

小樽市望洋台中が全校生徒対象に オンラインで体験授業 基本な使用方法を確認

 【小樽発】小樽市立望洋台中学校(伊藤仁弥校長)は6月中旬から下旬の5日間、ウェブ会議システムZoomの体験授業を行った。全校生徒を対象に実施。新型コロナウイルス感染症による不測の事態が発生...

(2020-07-10)  全て読む

学校給食へ道産牛肉提供 10日までに90校実施 追加の申込開始へ 道

 道は2日、新型コロナウイルス感染症の影響で需要が落ち込んでいる道産牛肉を学校給食に無償提供する「道産牛肉学校給食提供推進事業」を開始した。現在、道内の小・中学校、義務教育学校、特別支援学校...

(2020-07-10)  全て読む

釧路市教委 修学旅行等の方針 2学期以降に実施へ 小学校運動会 午前中のみ

 【釧路発】釧路市教委は、市立小・中学校の修学旅行や運動会、体育祭などの行事を2学期以降に実施する方針を決めた。小学校の運動会は午前中のみとするほか、人が密集しない方法を工夫。今後、各校は日...

(2020-07-09)  全て読む

倶知安農高生のプランター 工事現場に彩り添える 業界団体協力 余剰苗用い

倶知安農高生制作プランター活用  【小樽発】倶知安農業高校(近江勉校長)の生徒が育てた花のプランターが、後志管内の工事現場事務所等に設置されている。新型コロナウイルスの影響によって毎年開催している販売会が中止となったことか...

(2020-07-09)  全て読む

道社連「板書型指導案」 3~6年生向け 再開後の授業の手立てに 授業展開のイメージ明確に 特別編小学校版を作成

 道社会科教育連盟(=道社連、山下豊委員長)は、社会科板書型指導案~特別編小学校版を作成した。新型コロナウイルス感染症に伴う臨時休業後の社会科学習について、3~6年生の授業における指導案を示...

(2020-07-09)  全て読む

臨時休業中に作成 リモート演奏動画 大麻高吹奏楽部

 大麻高校(根上和也校長)吹奏楽部は、臨時休業期間中の取組としてリモート演奏動画を作成した。  部員たちが臨時休業期間中にできることを考え、取り組んだ作品。部員一人ひとりの演奏を録画し、編...

(2020-07-08)  全て読む

恵庭中生徒 フェイスシールド作製 世の中の役に立ちたい 500枚を高齢者施設寄贈 材料費は募金で

 恵庭市立恵庭中学校(鹿野秀一校長)の全校生徒は1日、総合的な学習の時間の一環として、同校でフェイスシールドづくりに取り組んだ。「世の中のために役立ちたい」との思いから生徒会役員が発案し、全...

(2020-07-08)  全て読む

道教委〝もうひとつのクライマクス〟 部活動集大成の場を提供 代替大会やアスリート交流等

 道教委は「卒業するアスリートたちに贈る“もうひとつのクライマクス”プロジェクト」の概要をまとめた。部活動の集大成の場を失った生徒に活躍の機会を提供する新規事業で、代替大会の運営経費や感染予...

(2020-07-08)  全て読む