石狩管内学校等 文科省・道教委指定事業 文科省5・道教委11事業 SSHに札幌啓成 石狩局まとめ(道・道教委 2020-07-10付)
石狩教育局は、管内の道立学校、市町村における本年度の文部科学省および道教委の指定事業(6月現在)をまとめた。文科省で5事業、道教委で11事業の計16事業。文科省のスーパーサイエンスハイスクールに札幌啓成高校、道教委のプログラミング教育事業に石狩市などが指定された。
管内の指定事業はつぎのとおり。
◆文部科学省
▼スーパーサイエンスハイスクール(令和2~6年度)
▽指定先=札幌啓成高
高校および中高一貫教育校における先進的な科学技術、理科・数学教育を通して、生徒の科学的思考力、判断力および表現力を培い、将来、国際的に活躍し得る科学技術人材などの育成を図る。
▼特別支援教育総合推進事業
▽指定先=江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村
発達障がいを含むすべての障がいのある幼児児童生徒の支援のため、就学指導コーディネーターによる就学指導・就学相談、外部専門家による巡回指導、学生支援員の活用などを実施する。
▼スクールソーシャルワーカー活用事業
▽指定先=江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市
いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待など生徒指導上の課題に対応するため、教育分野に関する知識に加え、社会福祉などの専門的な知識・技術を児童生徒の様々な環境に働きかけて支援するスクールソーシャルワーカーを配置し、教育相談体制を整備する。
▼スクールカウンセラー活用事業
▽指定先=江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村
児童生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識および経験を有する人材をスクールカウンセラーとして配置し、児童生徒へのカウンセリング、教員・保護者への助言などを行い、児童生徒の心の悩みの深刻化やいじめ・不登校などの問題行動の未然防止、早期発見・早期対応を図る。
▼地域ぐるみの学校安全体制整備事業「スクールガードリーダー」
▽指定先=恵庭市、北広島市
子どもたちが安全で安心して教育を受けられるよう、学校、家庭、地域社会が一体となって、学校や通学路における子どもの安全・安心の確保に取り組む体制を整備する。
◆道教委
▼ほっかいどう学力向上推進事業「小中一貫教育サポート事業」
▽指定先=石狩市(厚田学園)
中学校区における目指す子ども像の設定、小・中学校の教職員・保護者・地域住民による共有、小・中学校9年間を通じた教育課程の編成・実施など、地域の実情に応じた小中一貫教育の導入および円滑な実施への取組を支援することによって、義務教育の質の向上を図る。
▼退職教員等外部人材活用事業
▽指定先=江別市(江別第一小、江別第二中、大麻中)、千歳市(桜木小、千歳中、青葉中)、恵庭市(恵み野小、恵庭中、恵明中、柏陽中)、北広島市(東部小、西部小、大曲小、西の里小、西部中、大曲中)、石狩市(石狩八幡小、花川小)、当別町(当別小、当別中、西当別中)
道における喫緊の教育課題への対応のため、退職教員や社会人などを非常勤講師として配置し、それらを活用し理数教育の充実、児童生徒の学力向上に資する。
▼授業改善推進チーム活用事業
▽指定先=江別市(江別第一小、江別太小、上江別小)、石狩市(南線小、花川南小)、当別町(当別小、西当別小)
児童の学力向上に積極的に取り組もうとする複数の小学校に一人ずつ授業改善推進教員を配置し、推進教員からなる授業改善推進チームを活用して学校全体の授業改善に取り組む。
▼小・中・高校英語教育支援事業
▽推進校=江別市(大麻東小、大麻泉小、大麻東中)
▽協力校=大麻高
児童生徒にバランスの取れた英語力を身に付けるため、小学校から高校までの学習到達目標「Hokkaido CAN―DOリスト」を設定し、系統的な指導を行う。
▼学校力向上に関する総合実践事業
▽学校指定=恵庭市(恵庭小、若草小)、北広島市(大曲小)、石狩市(花川小、緑苑台小)
▽地域指定=石狩市(石狩中、石狩八幡小、生振小)
学校改善に関する先進事例や優良事例を十分踏まえ、管理職のリーダーシップのもとで全校が一つのチームとなった包括的な学校改善を推進し、学び続ける学校のモデルを提示することによって、実践の成果の普及に資するとともに、将来のスクールリーダーを継続的に排出する新たな仕組みを構築する。
▼中1ギャップ問題未然防止事業
▽指定先=江別市(江別第二小、江別第二中)
子どもの人間関係づくりの能力の育成や小・中学校間の連携を促進するとともに、家庭や関係機関との情報共有を図るなどの取組を進める。
▼道ふるさと教育・観光教育等推進事業
▽「アイヌの人たちの歴史・文化等」指定先=実践校―江別市(いずみ野小)。協力校―千歳市(祝梅小)
▽「北方領土」指定先=実践校―恵庭市(恵北中)。協力校―江別市(江別第三中)
▽「観光」指定先=実践校―千歳市(北栄小)。協力校―当別町(西当別中)
道徳、総合的な学習の時間、特別活動などにおいて、アイヌの人たちの歴史・文化等と北方領土の学習を取り上げたり、北海道の自然や文化、観光産業などの教育資源を活用したりすることによって、北海道についての理解を深め、郷土に対する愛着や誇りを育むふるさと教育・観光教育の充実を図る。
▼特別連携協力校「教職大学院受け入れ校」
▽指定先=恵庭市(恵庭小)、北広島市(大曲小)、石狩市(花川小)
公立中学校教員が教育大附属小・中学校との授業実践などの交流を通して、児童生徒が分かる授業づくりや、習得と定着を確実に図る指導方法、指導技術など、日常の授業改善に直結する教員の実践的な指導力を高める。
▼プログラミング教育事業
▽指定先=石狩市(紅南小)
小・中・高校を通じたプログラミング教育の充実に向け、小学校教員の指導力向上を図る取組を実施し、プログラミング教育の必修化に向けた準備を支援。
▼体育専科教員活用事業
▽指定先=江別市(大麻東小)、恵庭市(島松小)、北広島市(東部小)
体育を専門とする教員を児童の体力向上に積極的に取り組もうとする小学校などに配置し、学級担任などのチーム・ティーチングによる指導や授業づくりの支援などを行い、小学校教員の体育に関する指導力の向上や学校全体の体力向上の取組の充実を図る。
▼部活動指導員配置事業
▽指定先=札幌東高、札幌西高、札幌南高、札幌北高、札幌月寒高、札幌啓成高、札幌北陵高、札幌手稲高、札幌丘珠高、札幌白石高、札幌西陵高、札幌東陵高、札幌南陵高、札幌東豊高、札幌厚別高、札幌あすかぜ高、札幌稲雲高、札幌英藍高、札幌平岡高、札幌国際情報高、札幌白陵高、札幌東商業高、札幌工業高、札幌琴似工業高、野幌高、大麻高、千歳高、当別高、恵庭南高、恵庭北高、北広島高、北広島西高、石狩南高、札幌高等養護
部活動の顧問として技術的な指導を行うとともに、担当教諭などと日常的に指導内容や生徒の様子、事故が発生した場合の対応などについて情報交換を行うなどの連携を十分に図る。
(道・道教委 2020-07-10付)
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