上川局 ウェブ会議利用体験会　はじめの一歩 機会提供　機能や留意点を説明・体験

（道・道教委 2020-07-22付）

望月主査が接続校にシステムの機能などを説明した

　【旭川発】上川教育局は２０日から２日間、上川合同庁舎からオンラインでウェブ会議システムの利用体験会を開いた。各日４回ずつ実施し、自由に参加した管内小・中学校と接続。システムの機能や留意点などの説明・体験を通して、システム活用のはじめの一歩となる機会を提供した。

　上川局は６月下旬から、必要なＩＣＴ環境を伝えた上で賛同を得られた小学校約３０校に対し、ウェブ会議システムＺｏｏｍを活用した学校訪問を実施している（８日付３面既報）。今回、オンライン学校訪問を行っていない中学校や、Ｚｏｏｍを使ったことがない小学校などを対象に、オンライン上で利用体験会を開いた。

　体験会は、２０日と２１日に各４回、自由参加形式で開催。

　自校の利用環境を確認するとともに、まずは接続を体験してみることを目標に据えた。

　２０日には管内小・中学校の計１２台と接続。義務教育指導班の望月俊綱主査が、Ｚｏｏｍの機能や留意点を説明した。

　パスワードを設定することでウェブ会議室への外部からの侵入を防げることや、画面共有の機能を使ってスライドやホワイトボードを示せることなどを紹介。

　チャット機能では、送り先を指定して個別にメッセージを送ることができることや、使用端末によってはファイルのやり取りも可能であることなどを示した。

　道立教育研究所が作成したＺｏｏｍ利用に関する資料を紹介しながら、活用の際のポイントなどを提示。

　接続校のネットワーク環境を踏まえ、実際の授業などで想定される接続状況を示したほか、参加台数が多い回にはグループ交流の機会を設けるなど、短時間で接続先の状況に応じた内容の体験会となった。

(道・道教委 2020-07-22付)