鹿追小４年生社会科　デジタル副読本で学習　地域の統計　知識深め

（学校 2020-08-04付）

インターネットを使った調べ学習を行った

　【帯広発】鹿追町立鹿追小学校（小野正一校長）は７月中旬、４年生３７人を対象にデジタル教材とタブレット端末を活用した社会科の授業を展開した。町教育研究所がデジタル化した社会科副読本『しかおい』を使い指導。児童たちは社会科のデジタル教材やインターネットを使った調べ学習などに取り組み、地域の統計情報に関する知識を深めた。

　町教委は平成２９年から子どもたちへの授業用タブレットパソコンを準備。１人１台の授業用タブレットの配置を完了し、様々な授業実践を行っている。

　町教育研究所では町内教育現場のＩＣＴ化を受け、昨年８月から３・４年生の社会科副読本『しかおい』のデジタル化に着手。教科書会社と協力し、ことし４月から町教委ホームページで公開している。内容は、学校の周りの環境、鹿追町の産業、町内の防災施策、歴史など。

　所速美教諭が４年生の社会科（児童数３７人）を指導。児童一人ひとりにタブレットを配布し、授業を展開した。

　はじめに、社会科副読本を液晶画面に提示。道内主要都市や十勝管内の市町村をマーカーで隠して児童たちに答えさせ、北海道全体における鹿追町の位置を確認した。

　続いて、タブレット端末とインターネットを使った調べ学習を展開。

　所教諭は鹿追町の人口を尋ね、児童たちは町役場ホームページなどで調べて回答した。

　このあと、検索サイトを使って札幌市や函館市、帯広市などの人口を調査し、ノートにまとめた。

　町教育研究所の佐藤正由所長（笹川小校長）は「デジタル教材にすることで、児童たちの興味・関心を高めることがねらい。これからは家庭学習などにも活用したい」と話していた。

(学校 2020-08-04付)